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伝わる文章に必要な、国語力よりも大事なこととは?

ブロガーでもなんでも文字を書くのを好む類の人から、よく聞くセリフがあります。

「国語の成績が飛び抜けてよかった」

これを聞くたびに私は吐きそうになる。私は文字を書く仕事をしているし、書くことが好きです。作文に限っては得意な方で、賞をもらうこともありました。ただ国語の成績は、いたって普通。悪くもないが、飛び抜けるほどよくはなかった。だからこそ思うのです。「そうか。飛び抜けるほどの才能がないのに、物書きになってしまったことは失敗ではないか?」と。


それでも書く仕事を選んでしまいました。


こんな私ですが、お陰様でなんとかお仕事としてやっていけています。しかもありがたいことに、「(私が書いたものは)読みやすい」「伝わる」「たくさん読まれた」などなど嬉しいお言葉をいただくことが増えました。私にとって書くことは、問題解決であり、良く生きるための手段なんです。人の文章を書くときも、課題を解決し目的を達成することを第一に優先します。それって相手に確かに伝わらないとなし得ないこと。だからこそ「伝わる書き方」には執着しています。


では伝わる文章を書くために、大事なことってなんだと思いますか?細かく言えば無数にあるけど、大きく分けるとこの2つだと私は考えます。


1.読んだ時に「ん?」って嫌なひっかかりを持たせない。すなわち、最後まで読んでもらうこと

2.言いたいことを明確に伝えるために、メリハリある構成にすること


一方、よく文章術で語られるのはここです。

・てにをはなどの文法・表記(間違いばかりだと気になるよね)
・語彙(いろんな言葉を知っていた方が表現の幅が広がるよね)

「国語力」

確かに大事です。あまりに間違いが多いと、そこが気になって書いてあることに没入できない。ただこれって、先ほど説明した「嫌なひかっかりを持たせない」に内包されると私は考えます。

だからこそ
「会社でメディア担当になりました」とか
「ブログを書いて商売に繋げたい」とか
「趣味で書いているブログをもっと読まれたい」みたいな人が、まず磨くべきはこちらだと思うのです。

「気遣い」

これは国語力とは別の能力で、一言で言えば気遣いです。
慣れるまでは気づきもしないけど、慣れてしまえば後天的に獲得できるから再現可能です。

例えるなら、記事は部屋。普段は散らかっていてもいいんですよ。自分が居心地がよければいい。独りよがりな文章だっていいじゃないですか。大丈夫です、私も普段、家はあまり綺麗ではない。ポエムみたいなnoteもちょいちょい書いてます。

ただ「人に読まれたい」目的で書くなら話は別です。人を家に招く時を想像してください。大抵の人が掃除しませんか?私も人がくる時は、必死で掃除します。というか、今や人がくる時しか掃除しません。みんなそんなもんです。うん。

今回のセミナーでお伝えするのは、人を家に招くなら散らかっているものを直したり整理しますよね?それが嫌な引っ掛かりを取り除くセンサーを身につけること。


なんなら綺麗なお花を飾れば、もっと部屋が綺麗になる。つまりそれは、メリハリのある構成を学ぶこと。


こういうことを大事にするだけで、居心地のよさは全然違うでしょ。文章も同じです。読まれやすさは全く変わります。
それこと今の私が、全力でお伝えできるテーマです。

(ピンクの部分を鍛えましょう!)


というわけで、9/13は「国語が苦手でも大丈夫。スラスラ読めて、伝わる文章を書くための文章講座」を開催します。引っ掛かりを持たせない、掃除の例に戻ると小姑並みに細かい私の視点。日頃どこを見て、何を考え、どうしてそう思うのかを伝えます。


ライターさんはもちろんですが、ライターだけに特化したものではありません。誰しも何かしらの文章を書くことは、日常的にあるはずです。もっと伝わる文章を書きたい人、苦手意識を克服したい人がいらしたらぜひ。事前提出していただけたら、当日文章のフィードバックもします。(マストではないよ。)


おかげさまであと1名です。
(追記:満席になりました!ありがとうございます!)


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