あさひなぐ 完結
あさひなぐが完結してしまった。
またひとつ大好きな物語が終わってしまった。
ちょっとした喪失感がある。あさひなぐロス。
数年前に映画化もされた作品の原作だ。
東島旭と周りの人達の成長の記録だった。
個人的に好きなのは寒河江さんと一堂寧々、愛知薙も好き。あとはやっぱりですっぴんのやす子先生。
一堂さんはホント良かったなと思う。あの子が背負っていたものは馴染めない新しい学校でのことだけではなくて、過去に尊敬していた先輩からの本当の意味での独立もあって苦労が多かったと思う。
時間をかけて変化を受け入れていくには酷な環境だったし、よく頑張ったと思う。同級生に恵まれてよかった。周囲と和解してからは本当に可愛かった。
全編通して合宿のシーンは好き。
あの極限状態の感じが漫画でも伝わってくる。やったこともない競技なのに自分がやっているかのような気分になれる。
読み終わったらちょっと姿勢が良くなった気がする。
電車でつり革無しで立っていられるようになる。
数々の名シーンがあるのになぜか印象に残っているのは、やす子先生の「無脂肪乳飲んで長生きするくらいなら、生クリーム飲んで死ぬ」。名言だ。
…最終巻末の作者のあとがきに胸を打たれる。
続編があればいいな。
出来れば最後の真春さんと戸井田さんの代表戦もノーカットで読みたい。
あの余白があるからいいんだろうけど、真春の薙刀が見たいのは私だけじゃないはず。
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お気に入りはブールドネージュです。