ノロウィルスで年末年始が終わった
吐くやゲロの表現を連発します
言うまでもなく汚注意。
はじまりのその日は仕事納めだった
ドン・キホーテでクロエの香りに似ていると
いうシャンプーを購入した
あとは家に帰る前に保育園に
息子を迎えに行く予定だった
運転中はいつもハンズフリーで
通話が出来るイヤホンを使っている
そのイヤホンが保育園からの着信を
教えてくれた
熱での呼び出しがしょっちゅうある
今回もその系統のものだったと思った
「もしもし!?お母さん?!」
「〇〇くん(息子)が、噴水状に嘔吐しました」
…??
ノロウィルスとの戦いがはじまった
「すぐに迎えに行きます」
「てゆうか今向かってます」
「あと15分程で着きます」
はじめに吐いた時間は17:30
それなのに昼の残渣物が残っていたらしい
ほぼ消化出来てなかったらしい
保育園のドアを開けると
ハイター臭に完全防備の保育士さん
17:45に着く頃にまた吐いていた
ゲロの中に立ち尽くす我が子
しかめっ面で泣いている
私の顔を見てさらに泣いた
見たことないくらい真っ青になっていた
「あぁ!お母さん今また吐いたんです」
いつもは冷静な保育士さん達がダバダバしている
お礼と謝罪をしてから保育園を出る
これで吐ききったと思っていた
しかし甘かった
車に乗せて帰りに寄れる小児科を目指す
乗ってすぐに手で口を抑える息子
どばっ!!っと吐いた
本当にどばって言った
助手席の後ろにつけているチャイルドシートから
運転席まで吐瀉物がかかる
どんだけ飛ぶねんってくらい飛んだ
「あ…」と「あーーーぁ」…と「あーーーー!!」
頭に同時によぎる 心配と諦めと絶叫
ゲロの中でじっと座る息子
何が起きてるの…?という表情
吐くということを知らない
これは付き添いが必要になるなと
仕事が終わっているはずの夫に電話をかけるために
Siriに指示する
へいSiri!
〇〇〇〇(夫本名)に電話!
はい、わかりました
□□□(上司)に発信します。
ちなみに一文字もかすってない
繋がってから間違いに気付く
ポンコツSiriにポンコツUser
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その後無事に夫に繋がった
状況と経緯を説明する
今からでもいける小児科を探してもらう
かかりつけ医は閉まっていた
そうだ年末だった
とりあえず自宅に戻って合流することになった
窓を全開にして走行していた
ごめん、息子
感染対策には必要だった
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自宅に着いた
待機していた夫が後部座席に座っていた息子を
ためらうことなく抱き上げてくれる
服は後で洗えばいい
チャイルドシートは私が外して一旦部屋に入れる
シート丸洗い出来るタイプでよかった
息子を着替えさせる間に
軽く車内を片付けて病院へ向かう
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行ったことのない小児科だった
点滴することになった
脱水がひどいらしい
唇真っ青 むしろ紫
この頃には吐くこともなく
泣きもせずぐったりしていた
声が全く出てない
なすがままでいつもとは全く違う息子
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朝になり少しマシになってきたようで
飲み物を欲しがる
少しずつ…
本当に少しずつ与える
せっかく点滴で補った水分を失ってたまるか!!
そんな思いで与える
もっと飲みたい2才児
ここは譲れない親
思いも虚しくしっかり吐かれた
ぁぁー…。
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結局嘔吐しなくなったのは発症から24時間後だった
そこからは下痢祭り
色のない水下痢がすごい量出てくる
オムツが1時間で限界になる
頻回に変えるたびにズボンもダメになっていく
オムツ意味無し
早々に替えが無くなる
急いで乾かしオムツ替えのたびにローテーションする
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そこから2日後の昼に夫が発症して
その日の夕方に私が発症した
一晩中トイレにこもり胃がねじきれるほど痛くて
息が出来ないくらい死ぬかと思った
これで一家全滅
おしまい
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【以下教訓】
・車の消毒にハイターで拭き取りしたあとに
ノロパンチをビチャビチャになるくらいふりかけた
・ノロは突然に
・消毒には基本ハイター薄めたやつ
・ポカリは常備しといて損無し
・出来ればビオスリーも
ちなみに感染経路は同じ保育園から
出てると考えられる
同じ日に1歳児クラスの子も発症し
救急車騒ぎになったらしい
感染対策もそれなりにしっかりして処理したけど
大人への感染は防げなかった
これは無理だ
逆に罹らない人いるの?