【妄想小説】春様の召使い 4話
〜1月27日 00:00
4-1. 母親は見た!(3号)
私はもう10年以上、平日の9:00から16:30まで工場でパート勤務を続けていた。
時給が大体900円なので1日6000円くらいをコツコツと稼いだ。
夫の給料だけでは十分でなく、私もパートをすることで、少しでも2人の娘を楽しいところに連れていったり、美味しいご飯を食べさせたりしたかったからだ。
娘2人の笑顔を思えば、仕事は全く苦じゃなかった。
そんな私の日常が崩れたのは去年の6月。
一瞬の気の迷い、というよりたった1つの決断でここまで生活が一変するとは、その時点では全く想像していなかった。
去年の6月、次女が高校に入学して初めての三者面談で私は学校を訪れた。
次女と約束した時間より早く学校に着いたので、私は少し校内を見学していた。
すると人けのない空き教室の片隅で、可愛い女の子たちがテーブルを囲んで椅子に座り、楽しそうに話をしていた。
特にその中の1人は芸能人くらい顔が小さく可愛い子で、思わず目を奪われた。こんなところで何をしてるのか気になり、私は教室の外から聞き耳を立てた。
「てか最近あの子すげえ春に付きまとってない?」
【田口さん?前から春のことよく見てきてたけど、最近便利なんだよね笑】
「だいぶコキ使ってるよね笑。」
【は?それ言い方わるいんだけど笑。ただ目合わせるだけで勝手にやってくれるんだよ、あの子】
「ウケる笑。」
私は教室の外で、わずかに開いていた窓越しに 会話を盗み聞きした。
全ては聞き取れなかったが、もしかしてその子たちが娘のことをイジめているんじゃないかと心配になった。
私はそのまま様子を見た。
「春ちゃん、お待たせ。」
【田口さん、遅いよ】
「ごめんね、掃除が長引いちゃって。」
【掃除のせいなの?田口さんが代わりたいって言ったんだよね?】
「うん、本当にごめんなさい。春ちゃん。」
【待ちすぎて春喉カラッカラなんだけど】
「あ、ごめん!飲み物買ってきていい?」
【喉乾いてるから急いでね】
「うん!」
一際可愛いその女の子は春ちゃんと言うらしい。顔だけでなく声や仕草もとても可愛い。モデルかアイドルみたいだ。
娘が同級生の女の子にこき使われているのを目の当たりにした私はショックを受けた。
とはいえ娘は楽しそうで、イジメという感じでは決してなさそうだった。
聞こえてきた内容からも娘が率先して春ちゃんのために掃除当番を代わったり、飲み物のパシリに行ったりしているのが分かった。
数分して娘が息をあげて戻ってきた。
「春ちゃん、お待たせ。どうぞ。」
【ん。春はこれでいーや。2人は?】
「良いの?ラッキー!ありがと春!」
【いいよー。てかあれ?水1個余るじゃん。田口さん計算間違えた?春たち3人しかいないよ?】
「あ、これはわたs...。」
【あー!もしかして足用?】
「え?あ、ああ!そう!足用!」
【田口さん気がきくね笑】
「あはは、ありがとう!」
【足洗うにはバケツが必要だね】
「あ、うん!すぐ持ってくる!」
娘は可愛い同級生にすごく気を遣い、明らかに馬鹿にされている。それなのにとても嬉しそうにしっぽを振り、自ら何でも言うことを聞いている。
私は娘のそういう姿を見て、親として辛い状況のはずなのに、少し違う感情が芽生えていた。
私の体は少しずつ火照っていった。娘に辛く当たる女の子の言動に興奮し、脈と呼吸が早まった。
「あははは。春、女王様じゃん笑!」
【ね、やばい笑。どこまでいけるか遊んでみたけど、本当に何でもやってくれそう笑】
どうやらここまでの関係性はいつものことではないようだ。私は全てを聞き逃さず見逃さないため、窓に近づいて少し身を乗り出した。カーテンの隙間から中の様子を確認できた。
「春ちゃん、何度もお待たせしてごめんなさい!」
【うん。てかそのバケツ綺麗?春の足汚れない?】
「あ、うん!今用務員さんから新品もらってきた!」
【ふーん。じゃあいっか。ん】
「ありがとう!」
春ちゃんが足を組んでその前に娘は跪き、自分に向けられた右足の上履きを脱がせた。さらに紺色のショートソックスも脱がせて、それを上履きの中に入れた。
春ちゃんは裸足になった右足をバケツに入れ、逆の足を組んだ。娘は同じように左足の上履きと靴下を脱がせ、春ちゃんの両足がバケツに入った。
娘は春ちゃんに促されるまま、バケツの中に水を注ぎ入れた。
春ちゃんはピチャピチャとバケツの中で足踏みしたり、足先を動かしたりしているようだった。
【春足蒸れやすいから、これ気持ちいー】
「良かった。」
【そうだ、田口さん】
「うん!何?」
【その靴下消臭してくれない?】
「消臭?」
【うん、匂いを全部吸い取るの】
「吸い取る?」
【うん。今日ジメジメしてたから結構靴下蒸れたんだよ。それなのに田口さんが上履きに突っ込んだでしょ?匂いこもっちゃってると思う】
「あ!ごめんなさい、春ちゃん。」
娘は急いで上履きから靴下を取り出した。
そして春ちゃんに促され、それを春ちゃんに渡した。
【チェックしてあげる。うわ、くっさ笑!】
「あ、ごめんなさい。」
【うん。田口さんが上履きに入れたせいだね】
「私気づかなくて。本当にごめんなさい。」
【謝っても意味ないでしょ?責任とって】
「あ、うん、はい!春ちゃん本当にごめんなさい!」
その後、娘は春ちゃんの足元で正座して、靴下を鼻に当てて深呼吸を繰り返した。
春ちゃんはバケツの中で足を動かしながら、特に娘のことは気にせず、お友達と話していた。
それからは、まるでそこに娘は存在しないかのように春ちゃんたちの会話がしばらく続いた。
しかし教室内の楽しげな会話の後ろには、たしかに娘が発する深呼吸の音が響いていた。
娘はまるで春ちゃんの靴下専用消臭装置のようだった。
「春ちゃん、ごめんなさい。一回三者面談に行ってきても良いですか?」
【ふーん】
「せっかく春ちゃんの靴下を消臭させてもらってるのにごめんなさい。」
【うん。じゃあ足拭いて】
「はい!すぐタオル持ってくるね。」
【良いよ、今日はそれで。ちょっと汚いけど笑】
「え、あ、うん。ありがとう!」
そう言うと春ちゃんはバケツから両足をあげて、少し水気を払うとそのまま正座する娘の太ももに足を置いた。そして娘のスカートを足拭きマットのようにして何度か足踏みした。
娘は自らスカートを捲し上げ、春ちゃんの足の甲を拭いた。
その後春ちゃんは娘の胸のあたりを足の指で踏みにじり、足指の間に残った細かな水気を娘のブラウスで拭き取った。
【靴下返して】
「はい!」
【え、全然匂い残ってるじゃん】
「あ、ごめんね。春ちゃん。」
春ちゃんは娘の顔を足置きにして、靴下を履いた。
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1月17日 00:00 〜 1月27日 00:00
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