【妄想小説】夏様の学校 1話
1-1. 夏様の美顔エステ
「夏様おはようございます!」
「夏様おはようございます!」
「夏様おはようございます!」
夏様が登校し、教室に向かって歩く。
廊下にいる生徒や先生たちはみんな壁際に寄り、中央を堂々と歩く夏様に向かって深くお辞儀と挨拶をした。
夏様はそれらを無視して教室に向かう。
「夏様おはようございます!」
【あ、拓人くんおはよー!今日は拓人くんにしよっかな】
「夏様ありがとうございます!ではお荷物をお持ち致します!」
【はーい】
夏様は挨拶する人々の中から杉浦拓人を見つけ、今日の世話役に任命した。
世話役は夏様のお気に入りのイケメンたちの中から選ばれることが多く、杉浦もその1人だ。
選ばれた杉浦は嬉々としてお礼を述べ、夏様の通学カバンを受け取って夏様を教室までエスコートした。
「「「夏様おはようございます!」」」
杉浦が教室の入り口をあけ、夏様が入室した瞬間、教室で過ごしていた生徒たちは全員立ち上がり、一斉にお辞儀して夏様に挨拶した。
夏様は特に反応することなく、1番奥の窓側最後列の席まで進む。生徒たちは夏様が着席
するまで深くお辞儀を続けた。
夏様の席の隣がその日の世話役用の席となっているので、杉浦はそこに座った。
夏様が着席しても、前の席の野田君とその隣の野原さんはお辞儀したまま頭を上げず、そのまま夏様の席に向かって並んで土下座した。
「「夏様おはようございます!」」
「私ブス1号と」
「私ブス2号に」
「「本日もどうか美顔エステをお願い致します!」」
【今日も朝からキモ笑。いいよ】
「「夏様ありがとうございます!」」
これはこの2人の朝のルーティンである。
夏様から許可をいただいた2人は、土下座の体勢から180°回転して仰向けになり、夏様の席の下に潜り込む。
夏様が2人の顔に足を乗せると、2人はその上履きを両手で固定する。夏様は足をあげて上履きを脱ぎ、2人はその脱ぎたての上履きをお腹の上で大事に抱え持った。
夏様は黄色と白を基調としたキャラクターソックスを履いており、まずまずの使用感があった。
ところどころに毛玉が付着し、白い部分は少し茶色味がかり、裏側は足型に沿って生地が薄くなり一部光沢を帯びていた。
登校時にローファーの中で蒸れた靴下は、熱気と足汗の香りを纏っている。
夏様はその蒸れた靴下の匂いや汗を落とすように、足元の2人の顔を踏みにじる。
夏様は杉浦と談笑しているため、特に足元を見ることもなく気まぐれに足踏みし、2人の顔面を満遍なく踏みつぶした。
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