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[メグ様]A-2話 集会

7月末に予定通り終業式が執り行われた。
体育館の真ん中には赤い絨毯が敷かれ、そこに向かって全校生徒と教員が土下座していた。全員が額をぴったりと床に押し付け、広い体育館に大小様々な頭が綺麗に並んでいた。さらにその全員が裸であり、圧巻の光景であった。
朝の9時からこの状態が続いており、蒸し暑い体育館で約900名の奴隷たちが汗を流し、緊張感を張りつめながらメグ様のご降臨を待っていた。

9:50頃にメグ様のクラスメイトの1人が体育館の扉を開き、メグ様が涼しげな表情で入室された。そして颯爽と赤い絨毯の上を歩かれる。

「おはよー❤︎なんか暑くない?」

「「「おはようございます!メグ様!!本日はよろしくお願い致します!!!」」」

「申し訳ございません、メグ様!お寛ぎいただく壇上は涼しくなっております!」

土下座している全奴隷が一斉に挨拶を申し上げた。
扉をあけたクラスメイトはメグ様について歩き、メグ様のご不満に対する謝罪をし、壇上へ案内した。
壇上は本日のために急遽設置されたクーラーが2台フル稼働しており、涼しく快適な空間となっていた。

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