2歳半まで続いた夜泣き
息子の夜泣きで苦しんだ私。
当時、どんな夜泣きの情報も当てはまらず途方に暮れていたので、今回経験談を書くことにした。
図書館や本屋に行って、夜泣きの本は手当たり次第全部読んだ。
全部実践した。
本に書いてある夜泣き対策
カーテンの隙間から朝日が漏れないようにする
19時に寝かせる
昼寝を短くする
たくさん体力を使って疲れさせる
太陽を浴びる
1〜1歳半を過ぎれば自然となくなってくる
室温、湿度の管理をする
お腹を温める
就寝前に糖分を摂る
これは、どの本にもよく書いてあった。
書いた方々には申し訳ないが、こんなのいわゆる全て教科書。
息子は本当に全て実践しても無意味だった。
1歳過ぎたら、1歳半過ぎたら、、、と待っていたのに全然終わりの見えない夜泣きに、私がたまらず泣いたこともある。
よく言われている夜泣き対策
周りで、夜泣き対策としてこんな声を聞いたことはないだろうか。
ミルクを飲ませたら寝る
満腹にしたら寝る
これも嘘。
真っ赤な嘘だ。
どんだけ飲ませたって、拒否するほど飲ませたって、1時間後には普通に泣いていた息子。
何をして終わらない夜泣き
では、私が一体何をしたか。
何をしたら夜泣きがなくなったのか。
それは、諦めて何もしないことだ。
だって、何をしても効果がないんだもの。
何か対策をすると期待してしまう。
「これだけやったんだから、今夜は泣かないんじゃないか」と。
その期待を裏切られると、息子にも著者にもイライラしていた(笑)
イライラするなら最初から期待などしない方がいい。
泣くものだと思っていればいい。
そうすれば、逆に3時間寝た日がラッキーと思える。
夜泣きが辛くて家出をした私
1歳半を過ぎた頃、「1歳半過ぎても普通に泣くじゃん」とまた著者や先輩ママたちにイライラしていた。
「今だけ」「一生じゃない」と言われてもイライラしていた。
そんなの分かってる。
でも私は"今"ぐっすり寝たいんだよ。
産後から1年半、3時間以上の熟睡をしていなかった私の限界はとうに超え、ずーっと寝不足状態で思考がおかしくなる。
その夏、夫に宣言して、夫の夏休み中に私は一人で実家に帰ったのだ。
夫は、夜泣きに起きるタイプなので、私が夜泣きを無視していると黙って息子をあやしていたため安心して帰れた。
親として当たり前だが、起きない父親が多い現実に驚く。
2泊3日ぐっすり寝た。
帰りたくなかった。←
ぐっすり眠れたのも良かったが、ワンオペだったため、夫も夜泣き以外の育児の大変さを身をもって経験してくれたから、家出をして良かったと思っている。
夜明けが来たら「今日も終わった」
一晩中夜泣きに対応しながら過ごし、夜が明けてくると「今日も終わった」とホッとしながら夫のお弁当を作る毎日。
息子データの⑥は一番きつかった。
横になることを拒否し、私が座って壁に寄りかかり、抱っこで寝ていた。
その間、私は飛行機などで寝る時用の枕をして、体を起こしながら寝ていたのだ。
さいごに
夜泣きに悩んでいるお母さん、しんどいお母さん、今もたくさんいるでしょう。
代わってあげたいくらいです。
「もう無理・・・」と脱力しながら、何度布団に息子を放ったか分からない。
息子を抱っこして「もう寝てよ!」と怒鳴りながら泣いたこともあった。
最終的には「睡眠薬飲ませたら寝てくれるかな」と思ったり、泣いてる息子を見ながら「口を抑えたら静かになるかな」とまで頭をよぎった。
寝不足って、そんなギリギリの精神状態になる。
寝不足って、昔どこかの国の拷問方法だったそうです。
それだけ人間の精神にくるということ。
頼れる人がいるなら遠慮なく甘えて、お母さんがしっかり寝てください。
夫が起きないなら、蹴飛ばして起こしてでも対応させてください。
まずは、お母さんがぐっすり眠れる環境を作ることを第一優先にしてほしいです。