偉大なる成功というものは
偉大なる成功というものは、一時期にまとめて一度に到来するものではないーーーそれよりは、何度も何度も同じ過程を繰り返して行くうちに、一歩一歩と進行して行くものである。なお、偉大なる人というのは、一度に驚くような大成功を収めるものではない。ーーそれよりは日常の小さい事をも、軽蔑することなく、最善の注意を持って一つ一つ改善する人のことである。92才の長寿で亡くなった英国の社会改良家。スマイルズの言葉。
「人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己を尽くし、人をとがめず、わが誠の足らざるを尋ぬべし」西郷隆盛の遺訓
「常に天命に従い、最善を尽さんとする者は、常に、わが身の能力の貧弱さと努力の不十分さを痛感せさるを得ないのは当然である。ーーしかしながら、その結果として生ずる失敗と後悔とを恥とせず、常に、これをも神から与えられる贈り物として感謝することのできる者は、一歩一歩わが身の能力が高められつつあることを信ずべきである」初代、キリスト教の偉大なる指導者。ローマの哲人。アウグスチヌス
「あらゆる宗教の本質は、自分は何のために生きるべきか自分を取り巻く無限無窮の世界とは、一体どのように関係ずけばよいか、更に、自分の人生をどのようにすれば、最高の素晴らしいものにすることができるか、という問題に対して、驚異的な効果を発揮できるものでなければならない」トルストイの言葉
「成功とは、結果で計るべきものではなく、それに費やされた努力の総計で計るべきである」発明王。エジソン
「あまり熟慮しすぎる人は、大事業を成就することはできない」英国の哲学者。シラーの言葉。
「風向きばかりを気にしている農夫は、蒔くことも、刈り取ることもできない」西欧の諺。