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ドラ

ファミコン「悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん」をクリアした。Steamで配信されてて、m2という会社から移植されている。主人公のドラキュラくん、様々な試練に立ち向かっていくのだけど、それだけじゃなくて、くじ引きや踊り子のパンツ色当て、ヒゲ危機一髪をモチーフにしたボーナスステージに出てくる楽しげなキャラクター達や、フランケンやドクロ、マジョ的なバケモノに囲まれて、成長していく様が何とも良い。恐らく後に超絶イケメンで、凄まじい脅威を放つドラキュラ様へと成長するのだろうけど子供の頃はこんなワンパクっ子で、皆んなから愛されていたんじゃないかと証明する良いドラキュラ作品に感じた。ストーリーは多く語られてないから、クリアした後にとっても寂しい気持ちになり、あのエンディングの一文からその先の展開がどうなるかという妄想が膨みます。小学生の頃に遊んでいたら、たまらなく好きになっていたであろうFCの俊作タイトルだと思う。制作はKONAMIでやはり音楽がよく、そうした出来の良い物に触れると自分の楽曲もしっかりと作り込もうと発揮させられます。

自分はずっと大人になってから複雑な気持ちがあって、商業拘らず他の誰かが作ったゲームを殆ど触れることがない。見るのもあんまりという感じで、努力して自分を変えようとしても難しい。クリエイターの友人が多いのに、勝手ながらそういう風に感じていて、申し訳ないと思う。しかし最近はようやく純粋に楽しんでる自分が分かって、日頃は周りに影響されていて、何となくクリエイティブな気持ちです。

ところでアクションゲーム、極端な場合はさておき難しすぎるからつまらないというケースがあまりないと思う。ゲームを作っていたりすると、難易度は気をつけなきゃいけないのだけど、やはり創意工夫であると思う。難しいと面白いというか、体をフルに使って高難度を遊ぶことが何よりも喜びなのと、達成した時にドーパミンが出て脳が喜んでいる感じが半端ない。ドラキュラくんは、マジで難しく感じたけどハラマが4時間ぐらいでクリアできたから世間一般的には簡単な方なのかもしれない。

今、しばらく知らないゲームをいろいろと進んで遊ぼうと思っている。友達が遊んでいるゲームを眺めるのも一人一人面白ポイントなどのフィルタが違って良い。結局、近頃は新しい刺激がないと感じていたので素直に色々と遊べて本当に嬉しい。精神が楽になったと思う。

そしてドラキュラはいいなーと思う。貴族というのもいい。イケメンだったり金持ちだったり歳を取らなかったりで羨ましいし憧れる。じゃあ自分がそれになりたいかというと、死ぬまで若造な顔してやってたら誰に対しても責任感なさそうなので今後は老ジョゼフのように髭を生やして赤ん坊をあやしたい所であります。しかし他人の生き血をのうのうと吸って生きているような人生は送りたくはない。血は与えるものである、というのが今描き進めている漫画のテーマ。最近はゲームに拘らず創作したい気持ちが大変強いと感じる。

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