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ヒマワリ終演しました!(10日くらい前に)

さてさて

どう考えても今更ながらヒマワリをnoteにまとめてみようと思う。

SHASEN × ステージタイガー
舞台『ヒマワリ』
1/27〜1/28

無事終演しました。
まずはご来場いただいた皆様、応援してくれた皆様、誠にありがとうございました。
ご来場いただける皆さんのお陰で活動が続けられています。本当にありがとうございます。

さてさて、何を振り返りましょう。

初のステージタイガーさん。
楽しかったですねー。
虎本さんの脚本、演出、勉強になりました。
ステタイの皆さんの温かさとか、純粋さ、とても好きでした。
ここでは記しきれないくらい沢山ご迷惑をおかけしたり、支えていただいたりしました。
もっと人として成熟しなくてはいけないなーとヒシヒシと感じたのも、この現場で得た学びです。

もうちょい踏み込んでみると、
僕は当初ステタイさんには合わないだろうなぁ、と思いました。
僕の演じるスタイルはポジティブには受け取ってもらえないだろうなぁ、と。
それはそれで団体それぞれの特色がありますから仕方ないと思ったのですが、じゃあどうすれば良いかなー、と不安にもなっていました。
まぁやらずに自粛するのも嫌だなーと、やるだけやってみようと稽古場で演じてみたら、想像していた反応とは違いました。
認めてくれてる、は言い過ぎですが、受け入れてくれている、ような感触があり、内心とても驚きました。
その自分の印象と実際の反応の違いの違和感の正体を探ることがそこから始まり、それが結果、ステージタイガーさんを、虎本さんを知り、学ぶことにつながりました。

今回の公演や稽古を通じて僕が学んだのは「大人ってすげぇーな〜、かなわねぇなぁ」ってことでした。
つまり僕は37歳にして全く大人じゃないことを再認識してしまうという恥ずかしい事実でもありました。

僕が演じた金城大吾は、最後に夢見て思い悩む若者に人生について聞かれ、先行く者として語るシーンがありました。
最初はこのシーンがどう演じて良いかわかりませんでした。だっていつも、聞く側だから(笑)語る大人側はほとんどやったことないし、そして何より上記したように、自分が自分をまだまだ未熟だと認識しているから。

しかし、自分らしく演じることを受け入れてもらえてから、どのシーンもまずは等身大でぶつかっていった結果、ラストの語るシーンの捉え方がどこかのタイミングで変わりました。
別に未熟なままで良いや、と。
答えなんて出てなくて良いや、と。

台詞は・言葉は、表面上だけで捉えるととても強く固く感じる時があります。
でもその台詞・言葉の奥にある想いを想像すると、柔らかくなって、理解できたりして、自分と重ねられるようになったりします。

今の僕にはあれ以上大人な金城は無理でした。
そしてそんな未熟なままの金城が見えた時に、役がやっと好きになれました。演じられる気がしました。
脚本を読んでからそこに行き着くまでに時間がかかった自分の脚本を読む力の無さは恥ずべきものでしたが、そんな経緯を経た稽古期間はとても刺激的で学びに溢れ、楽しかったです。

今回の公演は写真・映画・テレビ・舞台・演劇などを学べるSHASEN(日本写真映像専門学校)の卒業公演でもあります。

みんな卒業おめでとう!

彼女達が人生最初の自分達で作る舞台。
そしてそれを支える周りの大人達。
舞台を作る上で一番大事なのは、愛なのだなぁと。
形になった上で、その先の客席に届くまでの必須要素は、学生も大人も変わらず、愛なのだなぁ、と、初心を思い返して、強く学び直しました。
当たり前のことだけど、この気持ちを持ち続けるのはとても難しいことでもあるかと思います。
人との関係にしたって思います。
誰かを大切にし続けることはとても難しい。
自分でいっぱいいっぱいになったり、
調子乗ったり、
間違えたり、
どうしたってあります。
本能みたいな、欲みたいなものは、そんな綺麗事ばかりに導いてくれません。
でもそこで、思考を巡らせて、どんな行動ができるか、それが人としての真価だとか魅力になるのだと僕は思っています。
演劇を愛すること。
演劇を愛し続けること。
僕はどれだけできるでしょうか。
一生演劇をやっていたいな。という、大人ではなく学生側みたいな感想に着地をして、ヒマワリのまとめとさせていただきます。

この作品に関わらせてくれたSHASENのみんな、ありがとうございました。
沢山支えてくれたステージタイガーの皆さん、ありがとうございました。
共演者・スタッフの皆さん、ありがとうございました。
そしてあらためて、応援してくれた皆様、誠にありがとうございました。


すしざんまい!


誰よりも遅くなりましたが、これにてヒマワリを終え、次に向かいます。

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