J1を目指せるサポーターになろう
さて、この時期、サポーターとして気になるのは、もちろん選手の残留・移籍の動向だが、今、一番気になっているのはこちら。
先日拝見させていただいた、レノファ山口FCのサポーターズグループ「ヤマグチスタ」さんのサポーターミーティングの報告書。中身は会議録で、何と30ページも及ぶ。
サポーターミーティングを開催されたことも素晴らしいと思うし、本当にすごい手間が掛かるこんなボリュームの会議録を作成・公開されたことに対して、非常に真摯な姿勢を感じた。
さて、肝心要の中身だが、私が読んだ率直な感想は、「もっと上手に皆が力を合わせることができないのかな…?」。
その思いから、このnoteを書くことにした。
さて、うまく伝えられるかどうか心配だが、果たして…。
リスペクトしよう
まず最初に、私のスタンスを説明しておく。
私は、ヤマグチスタとして活動しているわけではないし、幹事の方と懇意にしているということもない。
ただ、スタジアムでは、他の方と同様、ヤマグチスタさんのリーダーシップの下、一緒に応援している。
なので、他の多くのサポーターの方と立ち位置は同じだと思う。
だから、変な肩入れとかしていないつもり。
その私は、ヤマグチスタさんをリスペクトをしています。同じチームを応援している仲間として。勝った時も負けた時も、全力に応援する仲間として。ホームでもアウェイでも、必死に応援する仲間として。
逆に、リスペクトしない理由がなくない?
選手をリスペクトしよう、相手チームもリスペクトしよう、審判もリスペクトしよう。
何で一緒に応援する仲間をリスペクトしないの?
それは、当然、ヤマグチスタさんへだけではない。
ヤマグチスタさんに対して、いろいろ要望を上げているサポーターの方にも同様。一緒に応援する仲間なんだもん。リスペクトしています。
まずはお互いリスペクトしよう。
それだけで世界は変わる。
言葉を選ぼう
さて、その上で、衝撃的だったのが、会議録を見てみると、リスペクトに欠ける言葉の投げかけがあったこと。
例えば、「応援がダサい。」
ダサいって、非常に抽象的な上に、言われたら凹むやろ。
そんな言葉を言い捨てるって、どうなん?
いや、ダサいって思うことは自由よ。
だけど、建設的な言い方ってあるやん。
もし、自分が、「その服装ダサいね」と言われたら、どう?
私なら凹んで終わり。センスがないってことを言い切られたようで、じゃあ、どうしたら良いんか分からんやん。
もし、友人の服装のダサさが気になったら、「その上着を着るときは、例えば黒っぽいズボンとか合わせたら?」みたいな言い方をするのでは?
応援の改善を求めるなら、テンポなのか?選曲なのか?歌詞なのか?その組み合わせなのか?、その辺りの問題点の解像度を上げて、さらにその解決策を提示しないと、言われた方はどうしたら良いのか分からないと思うけどなぁ。
「センスがあれば分かるやろ。ハラマルさんは応援がダサいと思いませんか?」と、仮にもし聞かれたら、私は、ちょっと答えに窮します。なぜなら、ダサい/ダサくないに関しては、全然違う基準を持ってるから。
私は、スタジアムに足を運んだ時点でかっこいいと思ってます。スタジアムにわざわざ応援に来る、それだけでかっこいいやん。
だから、この、「ダサい」という指摘では、私とも議論がかみ合わないんですよね。共感も反論もできない。なので、「ダサい」って言葉で切って捨てるんじゃなくて、もうちょっと具体的に教えてほしいな。
そして、それを建設的に伝えられるよう、言葉を選んでほしいなぁ。
会議録を読んでいて、サポーターの方に、ヤマグチスタさんに対する思いは過去からいろいろあるのかな?という想像はできたけれど、申し訳ないけど、私はそういうの興味ないんですよね。昔、こういうことがあった、とか。
未来志向で、どうやったら手を携えて進んでいけるか、そっちにしか興味ないんですよ。
自分も含め、ちゃんと自覚しておいた方が良いなと思うことは、我々(レノファ山口FCを応援しているサポーター)の数は決して多くないから、仲違いしてる場合じゃないんですよ。
こんなに少数しかいないのに、仲間割れしている場合?
チームに対して、J1目指せと思うなら、サポーターもJ1を目指せるレベルになろうよ。一致団結してさ。
言葉を選ぼう。
そしたら、もっと世界が変わる。
考えてみよう
それから気になったのは、何でもかんでも、ヤマグチスタさんにお願いしているんだよね。
ヤマグチスタさんは、ボランティアで、応援のこと考えてくれたり、横断幕貼ってくれたり、いろいろやってくれているということで、何もやっていない私からすると、有難い気持ち、何もしていないことに対する恐縮・申し訳なさでいっぱいです。
これ以上、さらに、いろいろやってよってお願いするなんて…
だから、問題の解決策について、もうちょと踏み込んで考えるとか、一緒に作業するっていうことも考えないといけないのじゃないのかな…?
みんなも、どうやったら、もっと良い応援になるのか考えてみない?
そしたら、さらに世界が変わる。
例えば…
お前だって、一方的に言ってるだけじゃねーか!と言われると思いますので、私なりに、リスペクトして、言葉を選んで、考えてみた。
もちろん、これが全部実行できるかどうか分からないけれど、外野でワーワー言うだけじゃ、何の解決にもならないので、解決策の叩き台にでもなればと。
例えば①
若い人がもっと乗れるチャントがあったらいいな、
歌い続けるとしんどいから、「オー!」とか「オイ!」とかだけのチャントがあったらいいな、
この場面、このチャントにしてほしいな、
そんな思いは、人それぞれあると思う。
だったら、ミーティングでも話が出ていたように、「一緒にチャントを考えたい」「若い人の視点で一緒に審査してみたい」って言ってみたらどうでしょうか。
それとか、チャントのリクエスト制があっても良いのかもしれない。
リクエストの仕方は考えないといけないけれど、一番シンプルなのは、現地で、「次、○○お願いします!」と声を上げてみるとか。
これによって、サポーターがチャントを選べるし、ヤマグチスタさんの方としても、「あ、この場面は、こっちの方がニーズがあるんだ」ということが分かるようになるのかもしれない。
結果として、より一体感が生まれるようになるのかもしれない。
例えば②
ヤマグチスタさんの活動内容をもっと広報したらどうか?という意見があった。
確かに。でも、誰がやるの?広報って大変よ?
だったら、広報する仲間を増やしたらどうだろうか。
「Xでポストするだけなら私でもできます」という方がいるのであれば、その方たちに情報発信をお願いすることで、ヤマグチスタさんの稼働をかけずに情報拡散が可能になると思う。
あ、これなら、私でも一緒にできるのかも…。
例えば③
応援に迫力がない、という意見があった。
(そもそも、応援は選手たちのためにしているので、迫力があるかどうかは選手たちが判断すること、あなたのための応援じゃないんだよ、と思うけれど、言いたいことは分かる。)
だったら、試してみない?
例えば、アウェイの応援で、ホームよりも人数が少ないのに「声が出てたよ」と言われることがある。
何でかな~と思っていたけれど、いくつかのアウェイスタジアムを体験することで気づいたことがある。
みらスタって、ゴール裏もバックスタンドも、高さが低くて壁がないから、応援の声が空に抜けていってるんじゃない?
あれ?みらスタの構造が原因?
一回さ、どうやったら、みらスタで声を響かせることができるか実証してみない?
もしかしたらメインスタンド側に向かって声出した方が、スタジアム内に反射して響くってことはない?
手拍子の方がいいの?メガホンが良いの?
そういう、自分たちのホームをもっと知る取組をしてみたらどうだろうか。
ミーティングの中で出てきてた、アウェイ時に密集するやつは、もちろん、もっとやったら良いよね。
私の記憶では、確かアウェイ大分戦で、社長から提案があったんだよね。
これ、理由も分かれば、乗ってきてくれる人も多いと思うから、継続して声掛けていくのは良い取り組みだと思う。
これも、ヤマグチスタさん声かけてよ、じゃなくて、情報発信が得意な人がどんどん言ったらいいんじゃない?
まとめ
レポートを読んでみると、ヤマグチスタさんは、非常に言葉を選んで対応されているなと感じました。
私も、これで、誰かの特定の発言を非難・否定しようという意図は全くありません。
分断を望んでいるわけではなく、一緒に盛り上がろうよ、ということを言いたかったので、そこは誤解のないようにお願いします。
レノファ山口FCのサポーターの数は決して多くありません。
チームがJ1を目指す中、我々サポーターもJ1目指して、一致団結していきましょう。
より高みを目指すためには、お互いをリスペクトしあって、言葉を選んで、みんなで考えていきましょう。
進め山口、気持ちはひとつ。共に戦おう、勝利のために。