ポメラDM200 その1
私は、〝ライトノベル〟や〝ライト文芸〟と呼ばれる小説を書いています。
TOブックスさんと縁があり、『フェンリル母さんとあったかご飯』というファンタジー作品を1巻から3巻まで刊行されており、同時にニコニコ静画などで、同作品のコミカライズがスタートしたばかりでもあります。
私は、原稿を書く際、今までは新旧二台のノートを使い分けてきました。
家で執筆する際は、二キロはある重たいけれど、爆速なノートを使っています。
外で執筆する際は、12.1インチのサブノートを持って歩いていました。
ですが、鞄にギリギリ入るA4サイズの大きさである上に、本体だけで1.2キロ、充電ケーブルを入れたら1.5キロにはなりますね。
持って歩くには、いささか問題があるようになってしまっていたのです。
そこで、悩んで、悩んで、悩み抜いた末に、軽いテキスト入力専用の(それ以外機能のない)ガジェット購入に踏み切りました。
Amazonさんで注文をし、短い間に紆余曲折がありながらも、昨日やっと手元へ届いたのです。
KINGJIM社製 デジタルメモ「ポメラ」pomeraDM200
作家の諸先輩方の中には、これや前モデルのDM100を使って執筆なさっている方も少なくはないと聞いてました。
特出している機能として、以下の通りとなっています。
・インターネットに接続できない
・動画を見られない
・余計な機能がついていないため、バッテリー駆動時間が長い(メーカー公式発表では約18時間とのこと)
・580gという軽さ
・私が普段使っている一太郎の漢字変換機能であるATOKが標準装備されている
などなど。
ガジェットスキーな私にとって、魅力的な機能が満載だったりします。
▼▼▼
さて、家にノートPCがあるのなら、それで書けばいいじゃないか? とお思いでしょう。
それは、至極まともな考え方ですね。
ですが、家にいると、動画やMMOなどの誘惑に負けてしまったり、一太郎の画面を前にして、軽度のスランプに陥ったりするのです。
私は、昨年タバコをやめて、今年の七月末で一年が経過する予定になっています。
スランプというのは、プロットができあがっていても、そこから下書きが書けない。
下書きがあるのに、先に進めない。
こんな感じで、ドロドロの状態になってしまうことですね。
これを四百字詰め原稿用紙に例えるなら、なーにも書かれていない真っ白な原稿用紙が、怖い。
怖いから逃げ出したくなってしまう。
そんなところでしょう。
書籍の校正作業も、家にいるより外で行った方のが進みが早かったんですね。
その理由は、やはり、家にいると、様々な誘惑に加え、〝寝落ち〟という素晴らしいものまで控えていたりするのです。
ちょっと横になろう。
ちょっと動画を~。
ちょっとMMOを~。
この、ちょっと、が執筆を遅らせる理由であり、私の弱さでもあったりするのです。
外で執筆をする場所は、例えば喫茶店やファミレス、ファーストフード店から図書館の自習室まで。
これまでは、充電ケーブルを挿せるコンセントのある喫茶店などを探して、そこを利用することが多かったんですね。
得てしてそういう場所は、お金がかかります。
それも決して安くはありません。
ですが、カナル型イヤホンをして、動画を見ることもできません。
MMOで遊ぶこともできません。
何故なら、そういう場所で用意されているWifiは、フリーであり、セキュリティも低いのです。
ノートで接続した場合、万が一、隣の人にPCを覗かれてしまわないとも限りません。
そして何より、そこにいるお客さんが接続しているので、遅くて仕方がないときが多いのです。
このようなことがあり、基本私は、ビジネスホテルなどで宿泊でもしない限り、ノートPCを施設で用意してあるWifiに接続することはありません。
それにホテルには、有線LANのソケットがあったりしますからね。
何故かというと、鉄筋コンクリート造のホテルの客室には、Wifiなどの電波が通りにくい状況が多いので、有線LANが用意されていることが多いのです。
喫茶店などで、どうしても必要な場合は、スマホのテザリングを使って接続しますね。
▼▼▼
キーボードレイアウト
Windowsキーの代わりにMenuキーがある意外は、ほぼ同じレイアウトです。
文字編集に必須の左側Ctrlキーが角にあるのは、〇ですね。
設定変更することで、スペースキーの両側にある無変換、変換キーを、往年の『親指シフト』キーとして使うことができるようです。
私はやりませんけどね。
さておき、コントロールキーとの組み合わせで利用する、カット(Ctrl+x)、コピー(Ctrl+c)、ペースト(Ctrl+v)、アンドゥ(Ctrl+z)、全選択(Ctrl+a)、上書き保存(Ctrl+s)がWindowsシステムと同じなのが、非常に助かります。
特に、上書き保存は、無意識にやってるところがありますからね。
外寸:約263(横)×120(縦)×18(薄さ)mm
ディスプレイ:7.0インチTFT液晶(おおよそ155x90mm)
画面解像度:WSVGA(1024×600ドット)、モノクロ、バックライト搭載
本体重量:580g
キーピッチ:横17mm(IMPRESS PC Watch Hothotレビューの際、実測によると17.55mmだったようです。これにより、私が使っていた12.1インチのサブノートとほぼ同じキーピッチだということがわかりました)
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1023623.html より引用
簡単な紹介はここまでにしましょう。
次回は、使用感を書いていきたいと思っています。
ではでは。