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天皇賞・春(GI)最終追切タイム&評価

今週の「天皇賞・春(GI)」出走各馬の追切タイムと、個人的な評価を掲載してます。

追切の見方は横ではなく縦の評価。

あと、タイムだけではなく動きや追い切った時間帯でも違いますので、しっかりとした見極めが重要。

追切だけではレースの結果は決まりませんが、何かの気づきや参考にしていただければ幸いです(^^)

※有力馬のみ抜粋

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【天皇賞・春(GI)】追切タイム&短評

■フィエールマン(評価:S)
4/29(水)
南W・稍重
嶋田・64.7-50.3-37.3-12.0(仕掛け)

※前走最終追切
南W・稍重
池添謙一・66.1-51.6-37.8-12.6(直線一杯)

≪短評≫
二週前、一週前の時点でかなりの仕上がりを感じる仕上がりでしたが、ここに来て3頭併せの真ん中で、すっと仕掛けられると突き抜けるという文句なしの追切内容。
一週前の時点でかなり仕上がっていたので最後はサラっと流す程度かと思いましたが、実践形式の追切をここでやってきたという点からみても、陣営のメイチ感が伝わる追切内容。昨年の覇者であるにも関わらず、つけ入る隙すら与えないといったような迫力満点の追切内容は、王者の貫禄を感じます。

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■ユーキャンスマイル(評価:B)
4/29(水)
栗東坂路・良
浜中俊・54.8-40.3-26.0-13.0(馬なり)

※前走最終追切
栗東CW・良
岩田康誠・83.5-67.2-52.2-38.0-11.9(一杯)

≪短評≫
急遽岩田康誠騎手が乗れなくなったことで、代打騎乗となる浜中俊騎手が騎乗しての追切。
この馬は好調時にはCWで好時計を出すのですが、今回は坂路での最終追切。
実質一週前の時点でかなり長めから猛時計(CW:93.3-62.7-48.9-36.0-12.6[一杯])で仕上がっていたことからも、そこまで悲観する内容ではないかと思います。
あくまで浜中騎手に感触を確かめる事に重点を置いた追切内容。
ただ正直な所、いくら調整程度とはいえもうちょっと時計がよければという内容だっただけに、今回はB評価にしました。

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■キセキ(評価:A)
4/29(水)
栗東CW・良
助手・66.1-51.4-38.1-11.9(馬なり)

※前走最終追切
南W・良
助手・67.3-51.8-37.9-11.7(馬なり)

≪短評≫
ユーキャンスマイルと同様に、こちらも一週前の時点でかなりの好仕上がりを見せていましたが、ユーキャンスマイルと違って最終追切でもそこそこの時計を出していることからキセキはA評価。
最近の角居勝彦厩舎は厩舎でかなりの量を乗り込む傾向にあり、このキセキも4月前半に帰厩して10本時計を出しており、仕上がりは文句なしでしょう。
前走からの上積みも大きい。ただこの馬の場合は馬の状態云々よりも、ゲートが問題。
そのゲートはゲート再試験を武豊騎手が跨ってクリアしている点は心強い。
今回武豊騎手も「ゲートを出ないなら出ないなりの競馬をするだけ」と、無理に前に行くような素振りは見せていない事からも、どんな競馬をするかが楽しみ。

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■ミッキースワロー(評価:B)
4/29(水)
南W・稍重
調教師・67.7-52.6-39.0-12.6(馬なり)

※前走最終追切
南W・良
調教師・82.6-66.2-50.1-38.0-12.4(馬なり)

≪短評≫
いつもと同じように、最終追切は南Wで菊沢調教師騎乗での追切。
多田最終追切は前走よりも少し遅く、馬場状態を考慮してもそこまで突出すべき内容ではない。
中間はこの最終追切も含めて3本とこの陣営にしてはやや乗り込み量が少ないのも気になります。(本来なら最低でも4本は時計を出します)
GIという事もあり、ここにメイチで来ないという事はないかと思いますが、若干乗り込み量に不満があることもありB評価で。

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■エタリオウ(評価:B)
4/29(水)
栗東坂路・良
川田・56.8-40.9-26.3-12.9(強め)

※前走最終追切
栗東坂路・良
助手・56.7-41.0-26.3-13.0(馬なり)

≪短評≫
とにかく追切は動かない馬。
非常に乗り難しい馬だけに、2週連続で川田騎手が跨っての追切。
一週前に一杯に動かして出した時計はそこそこの物でしたが、これまでにCWで出してきた時計と比べるとそれほど突出した時計ではない。
乗り込み量としては十分ですが、他の馬を厳しく評価している中でこの馬に関して特別いいと感じる点がなかったことから、今回はB評価で。
ただレースで騎乗する騎手が2週連続跨っている時点で勝負気配は高いと思っていいです。

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■メイショウテンゲン(評価:B)
4/29(水)
栗東CW・良
幸・69.6-53.3-38.7-12.0(仕掛け)

※前走最終追切
栗東CW・良
松山・80.7-65.2-51.1-38.4-12.1(一杯)

≪短評≫
こちらもユーキャンスマイル同様、先週の落馬事故で松山弘平騎手の騎乗がなくなり、急遽幸英明騎手に乗り替わりでの一戦。
ユーキャンスマイル同様、幸英明騎手が感触を確かめる為の追切になった形になりましたが、こちらも一週前の段階で仕上がりきっていたようなモノ。
ただこの馬の場合追切でのタイムとレースの結果が比例しないタイプなので、好時計=乞う結果とはならない。
未だに馬キャラがうまくつかめない一頭(ピンかパーの馬)なので、これだけでは評価しづらいですが、追切の内容としては○。
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■ダンビュライト(評価:A)
4/29(水)
栗東坂路・良
松若・51.6-37.7-24.9-12.8(馬なり)

※前走最終追切
栗東坂路・良
松若・51.6-37.7-24.7-12.4(一杯)

≪短評≫
今週ツイッターの方でも呟きましたが、もともと調教駆けする馬とはいえ、一週前にマイラーズCを制したインディチャンプを坂路で煽っている内容はもはや化け物と言っていいレベル。
去勢後して前向きさマシにはなった中でこの時計ですから、やはり去勢効果はかなりあるかと。
今週も栗東坂路はかなり時計が掛かっており、その中で終い1Fを12秒台でまとめた内容はかなり評価できると言っていいでしょう。
中間時計を出す際には必ず松若風馬騎手が手綱を握っていることも心強い。
実績はそこまでなくとも、追切の内容だけで言えばA評価です。
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■モズベッロ(評価:B)
4/29(水)
栗東坂路・良
助手・53.7-39.0-25.4-13.0(一杯)

※前走最終追切
栗東坂路・良
助手・53.9-38.8-25.1-12.5(一杯)

≪短評≫
この馬もあまり調教では時計を出さないタイプの馬ですが、それでも全体時計は53.7秒にまとめる内容。
前走時が良馬場で同じような時計だという事を考えると、今回はまあ前走よりは状態は上積みは感じられる内容。
あまり調教内容がレースでの実績に反映される馬ではないので、気にする必要はないかと思いますが、動き自体は安定した走り。
右回りだとモタれる馬なので、中間は馬具の工夫があれば。

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≪S評価≫
フィエールマン
≪A評価≫
キセキ
ダンビュライト
≪B評価≫
モズベッロ
ユーキャンスマイル
エタリオウ
ミッキースワロー
メイショウテンゲン


ここはS評価はフィエールマンのみ。
最も今回侮れない存在にも関わらず、今回これだけ勝負掛かった追切を見せられると正直逆らえないかも・・・

ただ、その他の逆転候補にも上積みは見込めるのでそこは評価しておきたいですね。

※あくまで個人的見解ですので、時計だけ参考にされるのもいいかと思います!

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