3月スタート予定の「北陸応援割」は被災地支援につながるのか?
こんにちは。原田ケンスケ@衆議院岡山1区/声つづりプロジェクト代表 です。
昨日24日、国会で能登地方の地震についての集中審議が行われました。
その中で、「北陸応援割」についての言及がありました。
内容は、
というもで、実施時期は3月・4月を想定しているとのことです。
「これ、被災地・被災者支援に効果あるの?」と懐疑的に現段階では見ています。その理由は大きく2つ
【理由1】水道も復旧していない地域で観光業が復活するのか?
石川県が水道の復旧見通しを発表しています。
その見通しによれば、3月末に仮復旧が終わるという見通しがほとんどで、地域によれば4月以降になる地域もあるそうです。
3月から旅行クーポンが発行されたって、水道の復旧すらされていない地域では観光業再開なんてできるとは思えません。
【理由2】適応範囲と時期は正しいのか?
今回の範囲は北陸4県を想定しているとのことです。たしかに、金沢市では旅行の予約キャンセルが相次ぎ閑散としているという報道もあります。もしかしたら、石川県以外の他の3県も同様の状況なのかもしれません。
兼六園に一部被害が出たりもしましたが、金沢市は通常通りの状況です。他県ももちろん被害はありますが、観光業は止まっていません。
3月からの旅行割をめがけて予約が入るとなると、それまでの期間にむしろ観光客が来ないのではと心配にもなります。
また、限りある復興予算を北陸4県全てに適応するということはバラマキになりすぎではないかとも感じています。
【旅行割を改善するには】
まずは、時期の話。
能登地方などの被災地は、3月・4月ではなく、水道復旧し経済が動き始める5月以降も旅行割が適用されるように時期を変える。
インフラが通常通りである金沢市などの地域は2月の早い段階からでも旅行割が使えるように急ぐ。
そして、範囲の話。
これは難しい判断ですが、北陸4県は流石に広すぎるのではないかというのが私の思いです。石川県に限定しても良いのではないかと思います。
被災者の今をもっとしっかりと支えるべき
何れにせよ、まずは被災者の今を支えるためにもっと政治が本腰を入れるべきだと思います。
発災から3週間たった時点でも、段ボールベッドのない避難所生活となっています。
インフラの整備状況や、将来的な復旧復興への見通しと合わせて、現状をしっかり見た被災地支援が必要だと感じています。
参考記事
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