今回も19歳の投票率が低い。学生住民票問題に取り組まないままの政治怠慢さ。
こんにちは。原田ケンスケ@岡山です。
7月に行われた参議院選挙の岡山県内の年代別投票率(抽出調査)の結果が公表されました。
上の記事の見出しにもあるように、19歳の投票率が低いんです。
残念ですが予想通りの数字。
18歳→ 36.73%
19歳→ 25.56%
となっており、1歳年齢が変わるだけで投票率が10%以上下がっています。
他の都道府県でも同様の結果が出ています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20220824/6050019879.html
この投票率の差の理由の1つは住民票の問題です。
そしてこの課題を知りながら、放置し続けているのは政治の怠慢の結果です。
進学などで親元を離れているが住民票は実家においたままの人が投票しようと思うと非常に手続きが煩雑な現状。
そして、半数以上の一人暮らし18歳・19歳が住民票を移していない実態があります。
住民票を移していないこと自体は。厳密には法的に問題なのですが、現状をみれば移していない割合の方が多く、法が現状についていっていません。
となると、現状に合わせて投票の制度を変えていくことが政治の役割なのに、その責務を政治が果たしていません。
対して、コロナワクチンの接種。住民票所在地以外の自治体で打つことも想定されていて仕組みが組まれています。住民票所在地以外で投票するための「不在者投票」の手続きに比べて圧倒的に簡単です。
参考→厚生労働省コロナワクチンナビ
この住民票異動と投票の課題の解決の方法は色々あります。
紹介したワクチン接種のような制度を国政選挙に取り入れていくこと
大学・専門学校等で不在者投票を行う(病院や老人ホームではできる)
インターネットでも投票できるようにする
民主主義社会において、非常に大事な制度の1つである選挙。
有権者の一部の層だけが、投票の物理的ハードルが高くなっている現状は変えていく必要があると思います。
また、僕が以前このテーマについて書いたヤフーニュースもご紹介しておきます。関心ある方はぜひご一読いただければ幸いです。
引き続き頑張ります。