ハラケンジャーナル#37放送しました!フリースクールの現在とこれから
こんにちは!アシスタントの現役大学院生エリー改め、ハラケンボランティアメンバーのたなしょーです。普段はハラケンと一緒に街宣して回ったり、地域のポスティングなどを行っています。今後、こちらのまとめブログを執筆することがあると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!
YouTubeライブ「ハラケンジャーナル」、第36回目を放送しました。
ハラケンジャーナル#36のアーカイブはこちらから!
今回は見尾田直(みおたなお)さんをゲストにお迎えしました。
見尾田さんは東京都内のNPO法人でフリースクールの職員をされている傍ら、中野でゴミ拾い活動(グリーンバード)のチームリーダーもされています。
ハラケンとは東日本大震災のボランティア活動で出会い、共に熱い志を持つ者同士で意気投合しました。
その後、中野で一緒にシェアハウスをしたり、グリーンバード中野チームを立ち上げたり、さらにはNPO時代のハラケン(YouthCreate)をスタッフとして支えたりと、「原田謙介」をもっとも知る一人です。
そんな見尾田さんに、フリースクールの現状を今後の展望について主にお話していただきました。
フリースクールとは、大きな意味では「既存の学校(公立私立問わず)以外の学びの場」を指し、そのなかの小さい概念として「不登校の子供たちの居場所」を表しています。
最近では後者の使い方のほうが一般的に認知されており、子供たちが学校に行っている日中に(主に不登校の子供が)過ごすことができる場として、徐々に必要性が増しています。(記事参照)
岡山にもいくつかフリースクールがあり、ハラケンも見学にお邪魔しています。
(岡山市中心部の「フリースクールもえぎ」を視察)
フリースクールが社会で認知される転換点となったのが、2016年に成立した教育機会確保法(略称)です。これによって、民間が運営する学びの場も学校の出席日数として認められるようになりました。
フリースクールと似た存在として、「適応指導教室」もあります。
こちらは行政が運営し、最終的なゴールとして生徒の学校復帰を目的としているものが多いです。
それに対して、フリースクールは必ずしも学校への復帰を目的としていない点が特徴で、あくまでも「学校以外の多様な学びの機会」とされています。
ただ、フリースクールを出席日数としてカウントするか否かの最終的な決定権は各学校の校長先生にあるため、人によっては認めない判断をされる先生もいるとのことです。(未だに教育機会確保法の存在を知らない先生もいるとのこと。)
また経理面でも課題があります。フリースクールの主な収益は保護者からの月謝で、行政の支援も一応はあるけれども、それでもひっ迫した経営を強いられているフリースクールが多いのだそうです。
不登校の生徒を対象としたフリースクールの月謝が平均で3万円台とのことで、家庭の経済的な事情で利用できない生徒もたくさんいます。
見尾田さん:学校にも行けないけどフリースクールにも入れない子供がいるのは心苦しい。行政の支援があっても、運営がとてもきついのが現状。
ハラケンさん:今後の課題として、各フリースクールが収入源を多様に確保する(寄付や協賛金など)必要もあると思う。それでも、やはり政治が率先してフリースクールの存在をPRしていく必要がある。
近年は子供の自殺も後を絶たない状態で、コロナがそれに拍車をかけています。子供たちに学校以外の多様な学びの場を提供できるように、制度を整えていくのは政治の責任ではないでしょうか。
このテーマはハラケンにライフワークとして、向き合って欲しいなと私は思いました。
見尾田さん、お忙しいなかご出演ありがとうございました!
今回の生配信も視聴者さんから積極的にコメントいただきました!ありがとうございました!
今週のハラケンジャーナル#38は9月10日金曜日21時から!ゲストにハラケンさんポスターでお馴染みの藤岡聡子さんをお迎えします!
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