万雷オールアジア 原宿ぽむ vs マッチャ
最後までマッチャのイントネーションがわからなかった。難波さんは「抹茶」だし、煽りVは「マッチャ」だし。
それはそれとして。
タイのスープレックスシティの猛攻を振り切り、ぽむ・ど・じゃすてぃすを炸裂させて見事初防衛。かつてのNWAチャンピオンのような横綱相撲。
万雷のぽむコール喝采の中、ノーサイド。
今まで観てきたプロレスの中でこんなにもスポーツライクで涼やかな締めくくり方を初めて観た。
死んでも言いたくなかった。
多幸感、わかったよ。
こういうことね(異論反論くそくらえ)。
プロレスの試合を見て涙が伝ってしまったのは、
マサ・サイトー vsスコット・ノートン以来2度目。
居間の隣の台所で夕飯作りながら実況だけ聴いていた母親も涙したあの試合以来25年ぶり。
試合じゃない。今までずっと陽の当たらないところで陽のような選手として自分の役目を全うしてきた原宿ぽむがやっと受け入れられた。推し活用語で「布教」というものがある。すっごい嫌な言い方をすると「好きの押し売り」とも言える。
だけど自分の推しがみんなに、世界に認知してもらいたいという気持ちはみんなが持っている。私も持っている。だからこそ。
試合ではなく、勝利後の万雷のぽむコールで伝った涙。今度は嘘じゃないっす。
激闘後はいつも通りのセコンドワーク。アニキが南側観客席に投げた枕を速攻で回収。
原宿ぽむはチャンピオンなのだ。組織内で一定の「格」もキャリアもあるにもかかわらず。こんな選手は中島翔子と原宿ぽむしかいない。
染みついた「日常」と「初心」に向き合うことを忘れない。大好きです。
ハッキリ言って原宿ぽむが負けると思っていた開場前の私を市中轢き回しの刑にしてしまいたい。
来年はもっと素直になりたい。ならなくちゃ。
明日、俺はさいきょうのチャンピオンに会いに行く。
おめでとう、原宿ぽむ🍭