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#6 古民家案中模索中 その4

DAY20 5月6日 天井の掃除

今日は業者さんにきてもらって、天井の掃除と穴塞ぎをしてもらう。
朝9時から来てくれるとのこと。
昨日までの合宿で8人がいたとは嘘みたいに静かな朝。
でも、家が確実に人の気をすっている。
今までの家とは明らかにたたずまいが違うのだ。

業者さんはお二人。
ガタイのいい若い人が掃除機を持って天井へ入っていく。
大丈夫かな?天井割れたりしないのかな?
今日はゆっくりとパソコンで仕事しようと思っていたが、天井で掃除機をかけ始めた途端、やっている人が咳込み始めた。マスクしてても大変だろうな〜と思っていたら下にいる私もなんだか咳き込んできた。
さすが、多分今まで一度も掃除してないのではないだろうか。
とても外に居られなくて、庭で草刈りをすることに。


排水の溝をきれいにする

まずはもう一度昨日やった排水溝を丁寧に掃除する。長年土をかぶっていたせいでぶっとい根っこがいっぱい生えている。
鎌を使っていくつもの根っこを切るけれど、あまりに太くて切れないものもある。
あきらめよう。
できないから諦めることも必要だ。

昨日うららが道具箱の中からいろんな道具を見つけてくれた。その中にちょうど溝の幅の小さなスコップがあった。
きっと、それ用にちがいない。
何度も何度も溜まった土をすくっていると、排水溝が現れた。そしてそこに水が流れていく。
ああ、気持ちいい!!こんなことに喜びを感じるようになってしまったんだなあ〜。

上を塞いでみた

近くに置いてあったブロックでこれ以上草や土が入らないように塞いでみた。
定期的にこれからも掃除してみよう!

草を刈り過ぎないようにしておくのも必要

家の周りの草を刈る。
刈り過ぎてしまうと雑草がもっと生えてきてしまうらしいので
地面から3分の2くらいのところを刈るといいという。
でもやってみると3分の2ではすぐまた生えそうだから3分の1くらいにしてみる。

草刈機がないから手でやるしかない

お兄さんたちが時々休憩している。
天井の方はどうですか?ときくと、もう動物はいないですよ。
乾燥している糞がまだありますね。
なんだかホッとする。
3月にうららと掃除していた時、夕方天井を歩いていたあの子はもういないのか・・・。
しかし、家を掃除していると、動物の足跡などをふすまや棚に発見することがあり
彼らの住処になっていただろう。
50年以上は住んでなかったのだから当たり前だなと思う。

家を人の住む家へと取り戻しつつあるのだなと思う。
そう思うと草刈りの手を休めるわけにいかない。
この家が少しでも快適になるようできることをやろうと思う。

玄関の土壁の穴がどんどん大きくなっている。
業者さんに聞いてみると、イタチが出入りするには小さいけど、ネズミなら入れるでしょうねと言う。すぐ直せないなら、石を詰めておけばいいのではないかとのこと。

適当な石や金網を探して詰めるが、穴は四箇所もあった。


詰める先から崩れていく

この玄関は損傷が一番激しいが、直した後があって一番新しいはずなのに。
ここは瓦が崩れているのだろう。
直さないといけないね。


業者のお兄さんは、何度か休憩しながら、お昼を食べずに2時までやってくれた。
その間にわたしも家の周りを一通り刈り込むことができた。

クタクタだ。
今日はここまで。
なぜか猛烈にラーメンが食べたくなって、ラーメン屋に入る。
塩辛いラーメンが美味しい。

まあ、ご褒美だと思うことにしよう。
しかしその夕方猛烈な胃の痛みで速攻後悔する。


なんとかできるところまで刈り込む


この家はまたこれで少しお休み

ありがとうの意味も込めて庭に咲いていたお花を飾る。



その夜から大雨。
これでまた草木は勢いを増すに違いない。