中国で約15年滞在しました。

アラフォー2児の父 阿平と申します。
中国で体験した事を15年遡って書いていきますので宜しくお願い申し上げます。

記念すべき初回は、中国初上陸した日にボッタクられた話です。
2004年8月頃、当時20代前半、とある企業にいた私、出張名目で北京へ行きました。(2001年から入社した某企業では、主に出張がメインの業務に従事しておりました。)
2001年〜3年間ほど、台湾に行っており、簡単な中国語は聞く事は出来ると思っていたので、現地空港での出迎えは拒否しました。これが後に凶と出ました。
まず、空港へ到着した私は、重めのスーツケース2個を持ち運び、タクシー乗り場へ向かいます。

途中、人の良さそうな、何となく信用出来そうな眼鏡のおじさんが、声をかけてきました。
眼鏡おじさん「どちらまで?」
私「〇〇ホテルです」
眼鏡「じゃあ私の車に乗っていって下さい。」
私「(信用出来そうだな)じゃあお願いします」
と、お願いすると、おじさんはスーツケースを持ってくれました。
若かった私は単純にこんな良い人いるんだと感動したのを覚えてます。
おじさんの誘導に付いて行き、なかなか立派な車の後部座席に乗り込みます。
不思議な事に、助手席に知らないおじさんが乗っていました。
当時純粋な私は怪しむ事なく出発。

車は順調に発進し、空港の敷地を出ようとした辺りで、眼鏡おじさんが言いました。
眼鏡おじさん「1kmあたり25元(約400円)になるからね」
私は相場を知らず、怪しむ事なく承諾します。

おじさん車は快調に走行し、高速道路に入ります。
眼鏡おじさん「高速料金は50元(800円)。払って下さい。」
ここでも私、何も怪しむ事なく支払う。

約30分は走ったでしょうか。目的地のホテルに到着。
眼鏡おじさん「30km走ったから、750元(約12,000円)になります。」
ここでも私、そんなもんか、と支払う。
眼鏡おじさんはフロントまでスーツケースを運んでくれて、見送ってくれて、何て良い人と出会えたんだ、と感動。

翌日、この話を現地の責任者に話したところ、衝撃の事実が判明!
空港からホテルまでの相場は、メーター付きタクシーでは何と80元(約1,100円)らしい。
10倍支払った私は、若気の至りで領収書も取らなかったので、自腹を切る事となりました。
これが私の中国初上陸で初ボッタクられ体験談です。

空港では、このような個人タクシーがウロウロしております。良い人を装っております。
メーター付きタクシー乗り場は、いつの日も大行列になるので、こう言うボッタクり商売が横行するのですね。

もし怪しみまくって、支払いを拒否しようものなら、助手席のおじさんが襲ってきたかもしれません。そう思うと怖い体験談かもしれません。

個人タクシーでも良い人はいますが、助手席に見知らぬ人が乗っていたら、乗らない方が良いです。実際襲われて怪我した人もいます。

皆さん、どの国でも初上陸は何が起きるかわからないので、決して私は大丈夫と思わないで欲しいです。

次回もボッタクられた体験談をお話します。

以上、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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