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立憲民主党 野党国対委員長会談ぶら下がり会見 2021/02/10

野党国対委員長ぶら下がり(0930~野国連後)2021年2月10日

安住委員長
野党の国対委員長間では総務省の幹部が菅総理の長男の会社にですね、接待を受けてたと言う問題について議論いたしました。今日、我が党の今井議員が質問しますが、実は東北新社側が持っている子会社の衛星放送の認可の期限というのが去年の12月の中旬に更新の時期を迎えていたと。その直前に、実は何度も会食をしていることが明らかになりました。つまり単なる懇親会ではなくて、この状況を考えますと、会社側から見れば自身の持っている衛星チャンネルの更新に合わせて、この総務省の幹部を接待した可能性が極めて高くなってきたと思います。そのために、ご長男のひと言で言えばコネを使って、総務省のトップ4人を放送関係のですね、何度も食事をしていたんではないかと思います。
そこで、これまでの政府の答弁というのは、まず大臣官房で調べた上で、人事院における倫理審査会に預けるので、それまで答弁を差し控えるということでございました。しかし、委員会で人事院側は、我々の審査は国会での質疑に何ら支障はない、という答弁をしておりますから、国会で答弁をしない根拠はない。エビデンスがないと菅総理みたいになっちゃいますけど、ということは明らかです。ということは、国会で答弁を逃れるために、それを方便に使っているということなので、こうしたことでは真相解明に繋がりません。
よって、本日、昼の予算委員会理事会において、以下の点について、金曜日までに回答するよう与党側に理事を通して求めることにいたしました。
1、谷脇審議官以下、今、名前の挙がっている4名の幹部について、菅氏の長男の方から、過去何回、会食を行って、そのそもそもスタートをした時期はいつなのか。
2番目、今回、この週刊誌等で取り上げられた一連の会食について、以下4点について事実を明らかにしてほしいと。
まず1、同席者およびそれを負担したもの。
2,会食費、会食の場所、会食に要した時間
3、タクシーチケットの交付の有無、そしてまた使用金額。
最後に、贈答品の有無またそれに相当する額は幾らであったか。
これについて速やかに、金曜日の昼の理事会までに総務省側が国会に対して報告するよう求めたいと思います。求めなければ、来週の委員会の運営については、これ提出をちゃんとしてもらわないとですね、来週以降の予算委員会が、日程協議というのは順調にはいかないと思っていただくということになると思います。
そんなに難しい話じゃありません。皆さんも会社のことで、こういうことがあったり、我々自身がそうなれば、それはもう10分、本人呼んで聞けばすぐわかることですから。こんなことに、だいたいもうすでに10日以上費やしても、何も答えも返ってこないということは、常識では考えられませんので、予算委員会での質疑を充実したものにするためにも、期限を設けて、回答を待ちます。
先ほどから申し上げてますように、人事院側がすでに国会でこの事を聞かれたって何にも自分たちの倫理審査会での調査事項に影響は与えないと言ってますから。ということは国会でこれをちゃんとやらないということは、むしろ調査拒否ですね。国会審議を妨害しているというふうにみなしますので、また同じように国会が空転することはあり得ると思いますので、与党側にはそのことを理事を通して伝えたいというふうに思っておりますのでよろしくお願いします。
なおですね、蔓延防止等措置が今取り沙汰されています。私は一部新聞を見ると何か内閣委員会の理事懇で報告みたいな話が出てますが、これはちょっと認められないと。やはり議院運営委員会というところで今まで緊急事態宣言やってきましたから、こうしたところで公開でやるということが原則ではないか、ということも一致をいたしましたのでご報告を申し上げます。とりあえず以上です。

記者
文書での提出を求めるのか。会食にした理由についてはどのように説明をさせるのか。

安住委員長
まず事実を認定したというところから入りたいと思います。事実を認定したうえて、なぜそれを行ったかということに関しては、状況は揃っていますから。12月の15日ですか、ここで免許の更新をしないといけない。その前の週に繰り返し接待を受けてるわけです。ということは、接待をする者の意図はもう明らかだと思います。場合によってはその意図がわからないというんであれば、当事者にお声掛けをして、参考人で来てもらうことになりかねませんから、総務省がわかった範囲で、きちっと何の話をしたか、やっぱり報告してもらいたいと思います。
皆さん、日本の国の放送行政をつかさどる局長がですよ。1ヶ月前に飲食した内容について、話の内容を記憶にないんですよ。そんなことが記憶にない人が放送行政のトップでいること自体おかしくないですか。嘘じゃないんですかそれはね。ありえないですもんね。
許認可の事を明らかに、(話を)したと我々は思わざるを得ないんです。だからこういう記憶にないという話をするのが、役所用語、政治用語なんじゃないでしょうかね。あそこを解明できるかどうかだと私は思ってますよ。

記者
形式は文書か。

安住委員長
口頭でまずやってもらってもいいですそれは。真実がわかればいいんです。

記者
波静かであればということで立っている16日の地方税の本会議にも影響するのか。

安住委員長
それは総務省のことですからね。こっちはよくて、あっちは駄目ってことはならないでしょう。ちゃんとこれ答えてもらわないと国会全体がまた影響を及ぼすと思いますよ。我々やるときはやりますから、こないだの通りですね。別にそれをいかつい顔で脅かしてるわけじゃないんです私は。ただ、我々としてのこの抗議の姿勢というのはいろんな形で示すことはありますよ。まあね参考人とか外部の方にご迷惑をかけるってことはしないと思いますけども。だから本会議もですね、まだ正式にコンプリートなんかしていません。
難しい話じゃないですよね。暮に飲んで、どんな話をしたんだって聞いてるんですよね。写真を見れば、明らかにお土産もらってるんですから、タクシーチケットもらってんですよ。
それはいくらで、それは事実かどうかということを認めてもらいたいということですから。だいたい、こないだもですね、我々が審議拒否して再開したらすぐコロッと認めたじゃないですか。最初から認めてくれればあんなことしなくて済むんですよ。最初っから正直にいろんな事実を言ってくれれば、国会が止まったりなんかしませんよ。予算を通すのを遅らせているのは総務省じゃないですか。今日ね、森山国対委員長と会うかどうかわかりませんけど、もし会うとなれば、私の方からも国対委員長このことはきちっと伝えたいと思ってます。

記者
オリンピック組織委員会の森会長と二階幹事長の件や、森氏の進退について今日話がでたのか。

安住委員長
出ました。出ましたけど、もうその進退の話を超えて、これは非常に国際問題にもなっていて、単にオリンピック組織委員会で話をするとかそういう次元も超えてるねというのが野党側の共通の認識で、オリンピックの開催を含めてですね、この世界的なこの状況でのこの批判ですから、もういよいよこれは、総理自身のリーダーシップが問われるところに来たねという認識で一致しました。つまり、これを今まで総理は自分に人事権がないとか、総理自身が、この組織委員会に口を出すものではないということはおっしゃってるんですけど、それで済むんですか総理ということだと思います。
我々から見ればもうすでに、そうした一組織の問題を超えて、これは様々な日本社会の男女の平等の問題や、多様性を求める社会のあり方、日本社会全体が問われ始めているという認識を持ちましたので、そういうことに対してちゃんと菅内閣はどういうふうな打ち返しをして、どうどういうことを発信するのかっていうことだと思うんです、行動も含めて。すべて、こうなってくると、やっぱり菅総理のリーダーシップありやなしやということにかかってくるんではないかと思いますので、そうしたことを注視していこうということになりました。

記者
森会長の辞任を求めるのか。

安住委員長
もう森会長の辞任を求めるということは、もう皆さん当然の認識の上でのステージは、そうではなくてこれはもう総理自身がどこでリーダーシップをこの国のトップとして発揮するのかというところに来ましたねということです。問題は総理だと思います。菅内閣だと思います。だからステージはもう上がったと思いますね。
ですから政権与党としてもそうですし、菅内閣として、これは我々としてはマネジメント全体の問題で、世界が今日本に向けている目は相当厳しいんだということ認識した上で、こうした社会を変える意思があるのか、それとも、嵐が過ぎ去ったらまた元の通りやるつもりなのか、総理から全くそういう危機感が表れてこないのが危機だと思っております。いいですか。はい、どうもありがとう。

以上

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原口一博
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