〖目から鱗・先天性患者は尊崇されるべき存在です２〗

先天性難病と言われる厄介物を背負った人々は前世の悪行が災いした“業病”なのだと言い古されているようですが、それは全く以って違いましょう。

えーえー、そうではなく人間社会の未熟さを抱え背負わされているのではありませんか、言ってみれば広島や長崎の被害者と同じなのですよ、きっと。

つまり、人類が抱える未熟な不都合を一身に体現させられているのではありませんでしょうか、言うならば次のように表現できてもまいります。

※ “”先天性疾患は人類全体の業病“”

はい、これ見よがしに〔神仏〕から“人間社会の未熟性”を押し付けられているのだろうと思えてならないのです。

さて、もしもそうなら翻って思いますに私たちが得られている健康は彼らの犠牲の上に成り立っているという事にも成っては来ませんでしょうか。

被爆者が病苦に苛まれている一方で陽気に繁栄を謳歌している人々が居たのと同じなのですよ、彼らを気の毒に思いながらもね。

要するにですよ。

私たち一般人が享受している日々の平穏・安寧は彼ら先天性疾病患者の苦難を犠牲にして得られているという理屈が成り立つという訳でした。