猪名川河川レンジャー活動報告
2023.09.17 水辺まつり
今年も尼崎市を流れる藻川(猪名川の支流)の宮園橋北側の河川敷(右岸側)で開催された「水辺まつり」の猪名川河川レンジャーブースに昭和30~40年の地図や国土地理院地図(Web版)で作成した地図を出展しました。
昭和40年の地図(上記写真の右下)では会場近隣にある園田橋線はなく、また猪名川の利倉捷水路や戸ノ内捷水路はまだ計画段階で、来場の方々からは「そんな最近なの?」との声も聞かれました。
また、市内に沢山ある用水路や今は埋められていたり暗渠となっている旧河道等も多いことからそういったものの地図を見たいとのリクエストもいただきました…。(上の地図には旧河道等が記載されていますがすべてではないので)
こちらは余裕があるときに調査して作成…となりそうです。
確かに旧用水路や旧河道は大雨の時に内水氾濫はなくても水がつきやすいところですので、調査する価値はありそうです。
もちろん自治体等の資料もあると思いますので、調査というより探検に近いかも知れません。
来年の水辺まつりに向けて、準備していきます。
次の展示は、10月1日の尼崎市民まつりの予定です。
2023.10.01 尼崎市民まつり
今年も尼崎市市役所周辺で開催された尼崎市民まつりの猪名川河川レンジャーブースに昭和30~40年の地図や国土地理院地図(Web版)で作成した地図を出展しました。
一年ぶりにお会いする方も数名おられました。
リピーターになっていただき、本当にありがとうございました。
特に人生の先輩方からは「若いときの地図を見て、昔を思い出した」「ここには、こんな店があって…」など想い出話を色々と聞かせていただきました。
そんな会話をしているご夫婦や、親子孫の3世代の方などもいらっしゃいました。
また、先祖代々尼崎市にお住いの方からは、色々と歴史を教えていただきました。
地名研究等に大変役立つ話でした。
前回の水辺まつりと合わせて、調査・研究に役立つ情報を得た一日でした。
2024.08.05 みんなのサマーセミナー
【みんなのサマーセミナー】
昨日(3日)は「みんなのサマーセミナー」にセンセイとして参加しました。
テーマは「猪名川流域で起こり得る水害と情報防災訓練」。
内容は、
・猪名川河川レンジャーの活動について
・ハザードマップが想定するもの
・ハザードマップの見方
・洪水について(定義、氾濫等について)
・警報・注意報について
・避難について(いつ、どこへ避難するのか)
・避難について(情報の仕入れ方、家族等との共有について)
です。
洪水は、氾濫や堤防の決壊のイメージが強く、「水害=洪水=氾濫、堤防決壊」との構図を持たれていることが多いです。洪水の定義や河川の構成図、過去の洪水災害の写真等を示し、洪水について正しく理解できるようにしました。
また、警報に関して、よく「周辺の市町に大雨警報が発表されていても、尼崎にだけでないのはなぜ?」と聞かれます。この点に関して、気象庁の警報発表基準を示して尼崎市には「大雨警報(土砂災害)」の設定がないことも説明しました。
洪水やハザードマップについて、正しく理解し、被害に合う人が減ることを祈るばかりです。
50分授業でしたが…やっぱりセンセイは楽しい!!!
来年は「猪名川流域の歴史と猪名川(仮)」でやろうかな…。
2024.09.15 水辺まつり
猪名川河川レンジャーの活動として毎年恒例の水辺まつりに参加してきました。
例年になく猪名川・藻川の河道改修や周辺の歴史についての質問が多かったです。
近年の大雨による災害や、先日の南海トラフ巨大地震に関する臨時情報等が影響していると思います。
猪名川・藻川周辺はもとより武庫川、神崎川等尼崎市周辺の歴史についてももっと勉強して皆様に色々とお伝えしていきたいと思います。
また、ハザードマップの正しい見方についても広報できればと思います。