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じゃました達郎

★Kindleで発売中の「じゃました達郎」、冒頭を公開します。以前は可能だった「試し読み」の割合変更ができなくなって、ちっとも試せてないので…。どうか続きが読みたくなりますように。

どこにでも現れてジャマする男、じゃました達郎が、ギター片手に青い水平線を駆け抜ける! RIDE ON TIME

第1話
都内某社に勤める栄一。出勤しようと駅に向かって歩いていると、ギターを持った個性的な髪型の男から「いい曲ができたから聴いてくれ」と声をかけられる。急いでるからと断るが、1曲だけと粘るので聴いてみると、ちっとも終わらない。4時間33分あるらしい。最初から言えよと激怒する栄一に、男は「RIDE ON TIME!」と叫んで走り去る。栄一は遅刻。

第2話
会社で残業中の栄一。そこへ、先日の男が再び現れる。おれの名は達郎だ、曲を短くしたから今度は大丈夫と言うが、確かめると4330秒だった。すごく短くなったとはいえ、それでも長いと断ると、残業を手伝うからと食い下がる。ところがギターが引っかかり、パソコンにコーヒーをぶちまけた達郎は「RIDE ON TIME!」と叫んで走り去る。栄一は完徹。

第3話
取引先との食事会に出席する栄一。宴もたけなわの時間に、達郎が現れる。流しの歌手かと誤解されるが、演歌がわからず自分の曲を弾き出した。栄一が危険を感じて、曲の長さを確かめると、またも4330秒。あきれて帰ろうとする取引先の課長と押し問答になり、強めにギターで殴ってしまった達郎は「RIDE ON TIME!」と叫んで走り去る。取引は凍結。

第4話
取引先とのゴルフに参加する栄一。まさに取引先の課長のバーディパット直前、達郎が現れる…

続く)

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