海外旅行にJCBのカードはナンセンスなのか?
SNSなどをみると「JCBは海外で使えない」という意見を目にします。
たしかにJCBは日本のクレジットカード会社なので、海外では使えないところもあります。
が、個人的には使えるところではガンガンJCB使うのがいいと思っています。
「JCBは海外では使えない」は厳密にはウソ
そもそも、JCBは海外でまったく使えないのか? そんなことはありません。現在海外滞在中ですが、トランジットをしたイスタンブール空港内での買い物はすべてJCBで支払いました。
取り扱いカードがVISA、マスターのみの表記になっているところでも意外と使えることがあります。メインで使っているなら試しに一度JCBで決済してみてもいいかなと思います。
海外で使い続けての個人的な感想ですが、バブル当時日本人が爆買いしていた、大挙して観光に押し寄せていたような国は結構使えますね。フランス、イタリア、ドイツ、マルタあたりで使いました。ちなみにフィジーでも使っていました。
また、先ほど紹介したイスタンブール空港のように、トランジットをするような大規模な空港だと問題なく使えます。
日本人が主要顧客だからこその良さ
個人的に押したいポイントはここです。
私はスキミング詐欺未遂にあったのですが、オマーンの首都・マスカットで使われそうになった際決済エラーでJCBが弾いてくれたので、被害に遭わずにすみました。
正直、海外で使いまくってるのになんでオマーンは弾けたの!?とびっくりだったんですが、弾いた後すぐに連絡ももらい、国外にいたので事情を話しながら日本の実家に再発行カードを郵送→実家から滞在国に郵送してもらい、その後もカードを使い続けました。
最近海外でVISAを使ったら不正検知に引っかかって決済できなかったという話をよく聞きますが、JCBはそのあたりのバランスがいい上に、何かあったら日本語でサポートを丁寧に受けられるので、海外でも積極的に利用しています。
もちろん、このあたりは日頃のカードの利用傾向の蓄積が必要だと思うので、海外旅行に行くからと慌てて作るのではなく、あらかじめ作成して国内でも利用しておくのが重要でしょうが。
ぶっちゃけ、国内企業だからこそ、何かあった時にその理屈が理解しやすい、日本語できちんと説明してもらえるのは安心感があると思います。
とくに、JCBが自社で発行しているカードは、JCBに問い合わせれば諸々一発で通るので、持っていて損はないと思っています。
ジョージア(グルジア)でキャッシングもできた上、サイトのマイページからさくっと返済してしまえば余計な手数料もかからないので、現金を持って移動したくなかった自分にはかなりありがたい存在でした。
そもそもJCBは数少ない非米系国際ブランドって知ってますか?
VISA、マスター、アメックス、ダイナース、そしてJCBが世界五大ブランドです。
JCB以外はいずれもアメリカ企業。アメリカ以外で国際ブランドがあるのは日本だけなんです。(私もこの記事のために調べるまで、ひとつくらいヨーロッパ系があると思ってました…)
外資のサービス使うって、言ってしまえば日本の資産が海外に流出してるってことですよね。ジリ貧な日本経済ですが、私は自分が海外を安心安全に旅するために、強い日本企業、世界に展開する日本企業がないと困る!と思っているので、その観点でも使い続けたいと思っています。
特にカード会社にこだわりがない方は、こういう観点からもJCBを海外で積極利用してみてはいかがでしょうか?