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Vol.5 未来を切り拓く自立型人間とは①(2008/12/22)

私・原田隆史の理念は、「未来を切り拓く自立型人間を育成し、日本の再興・未来に貢献する」ことです。
この「自立型人間」について、連載形式でじっくりお話したいと思います。

現代は「教育乱世」と呼ばれる時代です。様々な価値観が乱立し、「教育」と名前のつくものは、ほとんど全てがその根底を揺るがされています。
家庭教育、学校教育、社会人教育。どの分野を見ても、さあどこから手をつければ良いのか、と思わず二の足を踏んでしまうような状況です。
 
経済状況の悪化も背景にしたこの危機的状況に対して、政府や議会は手をこまねいているわけではありません。現代社会を生き抜くために必要な力を提唱し、その力を身につけられるようなプロジェクトを考えています。
 
文部科学省が提唱しているのは「生きる力」です。
①自ら課題を見つけ、学び、考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決しようとする力。
②自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心
など豊かな人間性のこと。
③たくましく生きるための健康や体力のこと。
④確かな学力を持つこと。
 
経済産業省では、「社会人基礎力」と名付けた12の力を提唱しています。
①前に踏み出す力(アクション)・主体性 ・働きかけ力 ・実行力
②考え抜く力(シンキング) ・課題発見力 ・計画力 ・創造力
③チームで働く力(チームワーク) 
・発信力 ・状況把握力 ・傾聴力 ・規律性 ・柔軟性 ・ストレスコントロール力

そして、これらの力を高め「人間力」を向上させることを目的としています。
この「生きる力」と「社会人基礎力」の2つには、重なり合う部分があります。対象が「児童・生徒」であるか「社会人(大人)」であるか、が違うだけで、「人間としてより良く生きるために求められる力」は、同じである、ということではないでしょうか。

私の提唱する「自立型人間」とは、次のような人のことを指します。



【自立型人間 5つの特徴】
①夢を描き、それを目標に変え、達成のための方法を考え最後までやりきる人。結果に対して被害者意識を持たない人。
②真面目・素直・本気・真剣・積極的・一生懸命、心のコップが上向きの人。
③「心・技・体・生活」のバランスが取れている。健康・命・安全・家族を
自分で守る人。
④「意志の力」を持ち、仕事や目標に対して真剣に取り組み、結果を出す人。
⑤「愛の力」を持ち、人を助け、成果を分かち合い、人と仲良くできる人。



「未来を切り拓く自立型人間」は、「生きる力」と「社会人基礎力」を見事に兼ね備えています。だからこそ、「自立型人間」は、現代社会をたくましく、忍耐力をもって生き抜いていくことができるのです。
    
「自立型人間」の育成には方程式があり、これを「原田メソッド」と呼んでいます。「原田メソッド」の第一定義は「成功は、反復可能な技術である」です。原理・原則に従い、コツコツと小さな階段を登っていけば、技術が身に付き、自立型人間にどんどん近付いていきます。

原田メソッドを用いることで、夢はただの夢ではなく、明確な目的意識をもつ、具現性・具体性のある「目標」へと変わるのです。
私は、学校・家庭・社会・企業、今あらゆる現場で求められているこの
「自立型人間」を育成することで、短期間で、確実に、核心を突き、世の中を日本を改革していきます。

次号では、上記の「自立型人間」の5つの特徴について、「ではどうすればその力は身につくのか」を解説していきます。

みなさんの会社も「自立型組織」に変わります。
お子さんは「自立型人間」となり、より一層たくましく成長されます。
何より、あなた自身が「自立型人間」となり、自分を、組織を、ご家族を、
日本を変えていくことができるようになります。
                                                                                      (感謝・原田隆史)2008年12月22日発行

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