新月に思うこと
2023年8月16日 新月です。新しいことを始めるのに良いという日が新月です。
買った万年筆を下ろしました。まだインクが馴染んでいないので書くことができませんが、今日から紙と新しいペンでアイデアを書き込んで生きたいと思います。
今朝感じた言葉が、「人間の底力」です。
昨日が敗戦記念(終戦記念)の日でした。昭和20年西暦1945年、空爆や原子爆弾が日本に投下され、大地も人々も壊滅状態になりました。一般人が被害を受けるのは戦争とは言わず虐殺行為です。だから時の昭和天皇は虐殺をこれ以上されないように戦いを終える宣言をしたのです。(いろいろと言い分はあるでしょうが、ぼくはそう思っています)
とにかく敗戦です。
それでもラッキーなことにゼロからスタートを切れたことです。
マイナスからといってもいいですが、植民地にされなかったのが幸運でした。
敗戦から立ち上がるのには力が要ります。
そのまま倒れてしまっても仕方ないのに、それでも立ち上がることができるのが人間です。
「底力」が人々を立ち上がらせ、なんとか良き世の中にしたいとの願いとともにこれまで生き続けることができたのです。
昭和に入ってからの大戦が昭和に終わり、なんとか経済までも成長して昭和の役目を終えました。
この後方向性を間違えたのか、人の心がなくなったのか、だんだんと歪んだ時代になっているようです。
大きな出来事があり何もかも失いかけた時、人は底力を出すことができます。
今は混乱の時代です。
金の猛者は自分さえ儲かれば良いという力が働きますが、その力の底は「金」です。
大したことはありません。
底にあるのは浅くて、ただの「カネ」だからです。
人間の底力は、もっと深いところにあります。
良く怒っている人がいますよね。
家でも、どこかのお店でも、独り言でも。
底がとても浅いように感じてしまいます。
浅いからすぐに怒るのでしょう。
反対にいつもニコニコと笑っている人がいます。
その人たちの笑いとは浅い笑いも深いところからの笑いもあります。
いろいろなことを許せていたり、思いやりがあるから、笑うことができるのです。
怒っている人よりも、底は深いのです。
さらに慈悲心のある人は、怒りも笑いも悲しみも全部享受できていると思います。
底がとても深く「底力」は普段は見えないのです。
見えないからこそ、見せる時は人智を超えます。
人間の底力。これをテーマにして、今日の新月から書き始めたいと思いました。
結局日記かしら?