【古民家日記 vol.15】建築業界のジンクス?
『事務所が前より大きくなると、それに見合った仕事がなぜか舞い込んでくる』
もはや誰から聞いたか覚えてないくらい前に聞いた、「建築界のジンクス」。
事務所スペースが既存の広さでは収まらなくなって、身の丈以上に広いところに移ると、起きるそうです。今の古民家を借りる時、この言葉を思い出しました(事務所では無いですが)。借りたいと思っていた広さは、田舎の平家で60㎡くらい。
その軽く三倍以上あって、庭も広い。というか広すぎる。こんなに広くても持て余すよなぁーと思ったんですが。。。ここで店舗を開いて、むしろ手狭になってきている。わからないもんだなぁーと思います。
無闇矢鱈に「広いところを借りれば仕事が発展する」ということを言いたいわけではありません。私の場合、この物件を借りる条件は本当に良かった(私にとっては)し、広いスペースをうまく活用できないことはあっても、「固定費が払えなくなって撤退する」といった諸々のリスクは、ほぼありませんでした。
ただ、「借りた当初の自分」では、手に余っていたのは事実で、施工のスキルアップや、どうこの場所を活用していくかなど、自分自身のレベルアップがないといけないと思ってました。だから、必死に進んできた。
家の丈に合うように、自分の丈を伸ばそうとするのかもしれないなと思った次第です。あくまで「既存のスペースを広くする」ときに当てはまるジンクスみたいで、スタートから広いところを持つという意味では無いです、あしからず。