『自分にしかできないことは何なのか』の、ひとつの答え。
先月から古家具・古道具を販売する店舗「孫ノ手」を、完全予約制にしています。
なかなか勇気のいる決断ではあったのですが、実は一人当たりのお客さんの単価も、合計の売り上げも上がりました。完全予約制にしようと思い至った経緯や、色んな打ち手に関しては、下の過去記事に詳しく書いてあります。途中から有料記事にはなりますが、興味ある方はぜひ読んでください!
さて、今回はそこにも少し被りはするのですが、益子焼で有名な、栃木県益子町で開催されている「春の陶器市」の話をしたいと思います。
⚪︎栃木県益子町の春の陶器市
販売店舗約50店、出店テント数約600店と、実に650店以上もの出店があるかなり大きな陶器市。
両親も、今は亡き祖父母も陶器が大好きで、実家からもなんとか行ける距離ではあるので、小さな頃から毎年、春と秋の益子町の陶器市に行くのは恒例行事になっています。今回は、色んな事情があって私一人で行ってきました😂w
⚪︎お客さんのひと言
以前、都内のお客さんと山梨の店舗古民家で、目の前の山を見ながら、コーヒーを淹れて一緒に飲んでいた時、『こういう風に、都内では全く体験できない、ゆったりと時間が過ぎていくのが価値よね』という話になり、確かになと思った。
洗練されたものは都内在住の方は、それはもう常日頃触れている。それを地方に行ってまで、また体験したいわけではない。
古家具や古道具をゆったり見たり、目の前の山を見ながら、コーヒーを飲んで、色んな話をゆっくりする。これはこれで価値なんだなと気付かされました。
「ただコーヒーを飲むのも面白くない。。。小さい頃から陶器は身近にあったし、今はコーヒーも好きだからもっと色んなコーヒーカップを集めてみて、お客さんに好きなものを選んでもらってから、コーヒー淹れるのも面白いかもしれないな」
ということで、益子の陶器市に行って、色々仕入れてきたわけです。
⚪︎自分にしかできないことは何なのか。
陶器市に行ったから毎回買ってくるのかというと、そういうわけではなく、気に入ったものに巡り会えなくて、何も買わずに帰ってくる時もあります。そういった意味で言うと、今回のは当たりだった。
実家にも使っていない陶器は結構あって「日の目を浴びないのは、陶器がかわいそう。。。」ということで、かき集めてきました。
既に来たことのあるお客さんからも好評で、Instagramのストーリーズにあげてみたりしましたが、面白い手応えがありました。
今は20種類ほどですが、これを50種類ほどにまでしてから、綺麗にディスプレイしてあげて、棚から溢れるようであれば、来てもらったお客さんにも好きなカップを購入出来るようにする予定です。
まとめ
『自分だからこそ提供できる価値は何なのか。。。』
『地方の、しかもこの立地、この古民家だからこそ、出来ることは何なのか。。。』
まずはやってみて、それから結果を検証し、また試行錯誤を繰り返してやる。このサイクルは、本当に面白いですね!またご報告します!