技術士試験(化学部門‐化学プロセス)⑳_設計などなど
技術士二次試験の化学部門-化学プロセスについて、選択科目IIで出てきそうなキーワードについて振り返ってみます。
ここからは、知識に加えて経験が問われる設問です。
■キーワード
以下に、設計(計画)などなどについて羅列しますので、ぱっと内容を思い出せるか、お試しください。
熱交換器の特徴(多菅式/プレート/二重管/渦巻)
回転機の特徴/制御特性(セントリ/レシプロ/駆動源)
蒸留塔の特徴(トレイ/規則充填物/不規則充填物/共沸/抽出)
反応器の特徴(固定床/移動床/流動床/CSTR)
プロセスの特徴(バッチ/連続/発熱/吸熱)
意外と5個しか、小職の頭からは出てきませんでした。というより、Process Configuration策定を核にして、プロセス設計で扱う単位操作が、主に、反応、分離、伝熱、昇圧(流体)ってことですね。
勿論、(流体に関連して)ハイドロリックやら、安全弁、制御、材料選定、機器仕様策定、用役計画、運転マニュアル、設備運用法案、装置KPI、キャッシュフロー評価、などなどプロセスエンジニアの大事な業務は他にも数多ありますが。。。
伝熱(熱交換)は冷却塔や加熱炉など、分離(蒸留・吸脱着・膜)は空気分離や海水淡水化など、前途の装置などなどにおける基本ですね。
■設問
特に、選択科目II-2で、毎年のように設計(計画)に関する問いが出題されます。設問の内容は、以下のような特徴があります。
XXX技術/プロセス/設備の、新設計画/導入計画/能増計画/改造計画/工業化計画、、、という視点で、
設問1:計画段階において、調査、検討すべき事項とその内容を説明せよ。
設問2:実施段階において、あなたの行う業務を説明し、留意すべき点、工夫を要する点について述べよ。
設問3:関係者との調整を含め、業務を効率的かつ効果的に進めるために責任者としてのあなたが実施すべき事項を3項目挙げよ。
大体こんな感じの設問が多いです。
他方、選択科目II-1では、”機器/単位操作の特徴を説明せよ”、という類の設問が(装置の説明と同様に)度々登場しています。
例えば、”プレート熱交の特徴を説明せよ”、や、”(蒸留塔の)トレイと充填物の差異を説明せよ”、や、”共沸蒸留について説明せよ”、等です。
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