スティーブ・ジョブスが、あるインタビューの際、記者がiPodを持っているのに気づいた。
そのとき、ジョブスは不機嫌になった。
普通、自分の会社の製品を使ってくれていたら嬉しいのになぜか。
それは、その記者がiPodにケースをつけていたから。
ステンレスのiPod本体は傷がつかないよう、覆い隠されていた。
ジョブスは言った。
僕は擦り傷のついたステンレスを美しいと思う。
僕たちだって似たようなもんだろう?
僕は来年50歳。傷だらけのiPodと同様だ。
思ったこと
私たちは人間は、
自分が傷つくことを恐れる。
傷を隠そうとする。
欠点を隠そうとする。
でも、傷があるから、でこぼこだから美しい。
だからこそ唯一無二である。
使い込んだ色褪せたデニムに愛着が湧くように、
その人だけのその歴史があって、
不完全だからこそ愛おしい。
唯一無二の価値は計り知れない。
あなたはプライスレスで、なににも代え難い存在。