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ベーシストは煮込みがお好き

休みの日のランチ。何を食べようかと冷蔵庫を覗いていると、息子がカレーを作ってくれると言う。
最近料理を少しするようになった。

息子は先日、本屋であるレシピ本を買った。
『おいしい煮込み 5人の料理家が作り続けているレシピ』
音楽が好きでベースレッスンにも通っている息子。
日曜の夜に放送している『関ジャム』という番組が好きで、よく一緒に観ている。
以前の放送で、ベーシストは煮込み料理をする人が多いという話をしていた。
影響を受けたのか「煮込み料理、やってみようかな」と本を探し始めたという流れだ。

本日のお料理はこちら
稲田俊輔さんのレシピ『スパイシーさば缶カレー』

さば缶、トマトジュース、にんにく、唐辛子と合わせた基本スパイスがあればできる。
切るのはにんにくだけ。簡単、時短レシピなのだ。

刻みにんにくを炒めるいい香りが、家中にひろがる。
私はずっと読みたいと思っていた、知念実希人先生の『硝子の塔の殺人』を読みながら待っていた。

「できたよ」

真っ赤なトマトソースのような見た目だけれど、香りはスパイスが効いているカレーだ。
一口食べると、トマトの酸味とカレースパイスの辛さ、さばのダシがいい感じにまとまっている。
小麦粉も入っていないので、さらっとしていてスプーンが止まらない。
さばの臭みも全く無く、とてもおいしくできていた。
「おいしいよ。上出来だよ」と伝えると、こちらを見て親指を立てた。

料理ができる男子はモテるかもしれない。
ベーシストとしても合格だろう、きっと。

彼のいいところは、ちゃんと洗いものもするところ。助かります。

好きなことには真面目にコツコツ取り組める子だ。
ベースの練習も毎日欠かさない。私に似なくて良かった。

レパートリーを増やして、おいしい料理食べさせてね。

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小笠原ゆき
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