二宮和也のプロデューサーとしての才|YouTubeが伸びる理由
「アイドルスター」として名を馳せる二宮が、裏方でも才能を発揮しまくっている。
2023年7月23日、二宮和也・中丸雄一・山田涼介・菊池風磨で構成されたジャニーズ事務所のYouTubeユニット・ジャにのちゃんねるのチャンネル登録者数が400万人を突破した。
400万人という登録者数の多さはもちろんのこと、さらに驚くべきはそのスピードにある。
ここまで約2年。伸び率でいうと国内7位のポジションにあり、他のテレビタレントの追随を許さない。
さらにチャンネル登録者数のトップレベルを見ていくと、ほとんどがYoutube専門で活動しているグループやタレント。国内トップ100チャンネルの内、現役でテレビを主軸に置きながら活動しているのは、実は彼らだけだ。
つまり、テレビで人気になることとYouTubeで人気になることは全く別物。
ジャにのちゃんねるは、YouTubeで受け入れられるようプロデュースされている。
今回、登録者数400万人に合わせて「二宮和也特集」を開催!
3日連続で、二宮和也のプロデュース力に迫ります。
ぜひお楽しみください!
1日目の今日は、登録者数400万人に至ることができた理由とプロデュース力について分析していきます。
夢だった裏方仕事
そもそも二宮は嵐になる前から裏方志望だったことは、ファンの間では有名な話。
二宮が現在もその思いを持ち続けているかは定かではないが、
昨今の動きをみると自らの手で創り出していくことに興味があるように見える。
YouTubeチャンネルもその一つ。
ジャにのちゃんねるは二宮が主となり企画・編集・投稿をしている。
一体彼のどんなプロデュースがファンを増やしているのだろう。
1.絶対に機会を逃さない姿勢
二宮は機会を絶対に逃さない。
例えば、夏休みには更新頻度が上がり、年末年始には毎日配信を実施し、ジャニーズ事務所の大型イベントに合わせて企画もする。
これらは夏休みや年末年始など視聴者が増えるタイミングで大型特番を実施するテレビに似たサイクルだ。
長年テレビの中で活躍してきたからこそ、見ている人たちが見やすいタイミングを逃さない。
他にも、同じ事務所の後輩の大切なタイミングも逃さない。
例えば、Travis Japanが海外留学を発表した際にも、ジャにのちゃんねるでは「先輩への報告動画」として公開。
Travis Japanの声を届けられ、ファンたちが安心する一つの材料となった。
2.テレビでは流れないメイキングとしての機能
テレビを踏襲する部分はありつつも、テレビと最も異なるところは、ジャにのちゃんねるが「メイキング」としての機能を果たしているというところ。
このチャンネルの始まりがまさにそうだった。
テレビであれば、私たちは番組スタート時からしか目にできない。
完成されたものを受け取り、「なぜそうなったか」の背景などは知ることができないことが多い。
一方、ジャにのちゃんねるではメンバー結成の段階から動画を回しており、
「ジャにのちゃんねるが出来上がるまで」が完全にわかるようになっている。
さらに2022年夏の日本テレビが放送する「24時間テレビ」のメインパーソナリティーとしても選出された際。
テレビでの出演発表の後、YouTubeでその裏側を公開した。メンバーが出演を知る瞬間を視聴者も共に楽しめるようになっている。
二宮はテレビを主軸と捉え、そのメイキングとしてYouTubeを活用することが度々ある。
エンタメ業界において「メイキング」という概念は需要がかなり高い。Netflixなどの世界的な配信サービスも次々とスターたちの裏側をドキュメンタリーにしている。
二宮は、長年一流アイドルとして切り取られる側だった。ファンが「メイキングを欲しがるタイミング」を演者として何度も経験してきている。
その経験がジャにのちゃんねるの企画でも存分に生かされている。
3.よく見る企画でインパクトを最大にする
YouTubeでよく見る「ルーティン動画」「ドッキリ動画」「いきなり電話をかけてみる企画」
そんな企画がジャにのちゃんねるにも多くあるが、
二宮はそれを「ジャにのちゃんねるならでは」に昇華する。
ライブ前ルーティンやライブ中の裏側、普段SNSをやっていないタレントとの電話。
全てこのチャンネルでないと見れないものばかり。
これまで「ファンが見たかったけれど見れなかったもの」を、ジャにのちゃんねるでは見れるのだ。
市場の需要に対して的確に供給する力
以上3つの要素に共通するのは、ファンの需要を的確にコンテンツに落とし込むプロデュース力。
世の中にあるどんな商品も同じ。需要があるから売れる。
人々の潜在的な「欲しい」に応えられるかどうか。
二宮は長年、アイドルとして培った「ファンの需要」を的確に捉えている。
彼らを応援している人々が、何を欲しているかを理解している。
そしてそれを武器にYouTubeも著しいスピードで伸びている。
ファンの需要に的確に答える姿。さらには期待以上の企画を提供し続ける二宮の姿勢により「ニノなら何か面白いことをしてくれる」というファンとのさらなる信頼関係も芽生えている気がする。
いつもファンのワクワクを軽々と超えていく二宮。
プロデューサー・二宮の動きにも目が離せない。
3日連続・二宮和也のプロデュース力に迫る特集!
下記スケジュールで投稿予定です。
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海瑠‐uru‐ | フリーランスライター・インタビュアー
日本のドラマ・映画を中心としたエンタメ記事を執筆。
ヒトやモノのこだわりを見つけ出す・聞き出す記事を書いています。