【前編】Snow Labo. S2前作との比較からわかること|ライターが届けるアルバムレビュー
2022年9月21日にSnow Manが2ndアルバム『Snow Labo. S2』リリース。
コンセプトには、バラエティに富んだ音楽ジャンルや新しいことにトライしていく研究所(=ラボ)という思いを込めた。
コンセプト通り、9人は新たなことに挑戦した。
楽曲製作を9人が1人1ジャンルを担当して選曲を行うことに。最終的にリード曲「JUICY」を含む10曲に加え、シングル曲やユニット曲(初回盤B限定)やボーナストラック(通常盤限定)が収録されている。
ことの始まり
ことの始まりは約2か月前。2022年8月3日。
何の予告もなく突如投稿された1分間の動画だった。
この頃私たちはまだアルバムの発表を知らなかった。
たった1分で感情を乱される。
「これから何が起こるの…」
「次は何をするの!?」
私たちに与えられた数少ない情報の一つ。
心地いいはずのタープライターの音が爆音のEDMに聞こえるほど気持ちを煽られた。
映像の最後に「Coming Soon…」とだけ残され、次の情報はいつかいつかと心ざわつかせていたらまたしても突如投下された1本のMusic Video。
それが「JUICY」だった。
Snow Manスタッフにやられたり
Snow Manスタッフのにくいところは、これを木曜日に投下するあたり。
通常Snow ManのYoutube更新日は水曜日だ。
「次の情報は水曜日か。」といつものルーティンでなんとなく思ってしまう。そこを裏切ってくるスタッフ陣。いつも一枚上手だ。
9月24日時点で『「JUICY」 Music Video YouTube Ver.』は2500万回再生されている。
1stアルバム「Snow Mania S1」との比較
アルバムの内容はコンセプト通り、まさにラボ。実験的すぎる。
前作「Snow Mania S1」で感じた、緩急のスピード感やブロックごとのジャンルの行き来による物語性とは対照的だ。
「Snow Mania S1」では聞いている人の感情の起伏が計算され切っていた。
例えば、オープニングのD.D. ・EVOLUTIONで聞く人のテンションを上げきったところで、大人なSugerとKISSIN’ MY LIPSで落ち着かせる。Infighterの違和感をTIKI TIKIで癒されているところに投下されるGrandeurとSuper Sexyで、もう頭がついていかない。余韻に浸りつつ聞き馴染みのあるJ-POP、Delicious!!!・HELLO HELLO – Movie Ver.・Be Proud!を経て、エンディングのGRATITUDE。
個人の感じ方は人それぞれだが、個人的には、流れが汲み取れた。
曲がお互いにある程度干渉しあいながらバランスを取っているイメージ。
■(参考)1stALBUM「Snow Mania S1」詳細
しかし1年たった2ndアルバムでは、そんな遠慮や配慮は手放し、全曲で最前線を賑わせている。
ある程度のジャンルによるグルーピングは感じるが、全ての曲がシングル表題曲のような主張。
個性のぶつかり合いが面白いアルバムだ。
気づいたら2部作になっていました
こんなつもりじゃなかったんですが、聞けば聞くほど知れば知るほど魅力的な楽曲ばかりでつい書きすぎましたので2部作にいたしました。
読まれているみなさんの集中力ほんと凄いです。ありがとうございます。
こちらの記事はintroductionとして、導入としてお楽しみください。
本編では、メンバーセレクトの楽曲についてレビューをしております。
ぜひアルバムと一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。
■本編はこちら
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海瑠‐uru‐ | フリーランスライター・インタビュアー
日本のドラマ・映画を中心としたエンタメ記事を執筆。
ヒトやモノのこだわりを見つけ出す・聞き出す記事を書いています。