8月①マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章
インドのホテルに長期滞在する高齢者たちの第二の人生を描く物語。その続編。
1作目がとても心に響いたので、続編を見つけて、すぐに借りてみた。
亡くなった父親から譲り受けたホテルを改装して、リタイアした高齢者たちの楽園にしよう、と目論んだオーナーの若者。彼の恋人との結婚式をメインに、長期滞在している高齢者たちの恋愛や人生が描かれる。
出演者が豪華。ジュディ・デンチ、マギー・スミス、ビル・ナイ、など大御所俳優の競演がすごい。彼らの熟練の演技と、圧倒的な存在感に対比して、ホテルオーナーの若者はフレッシュで軽妙でいい。スラムドッグ・ミリオネアの主役の子らしい。
だからストーリーに大きな展開があるわけじゃないのに、2時間ずっと楽しめる。
前作の出演者はほぼ変わらず、今回新たにリチャード・ギアが参戦。ギア様も相変わらず渋くて、イイ男感満載!実は、ホテルへの出資を審査するために遣わされた覆面審査員なんだけど、ホテルオーナーの母を口説いたりしちゃう。もちろん成功。この母親役の女優さんも、かなりキレイで色っぽいんだよなー。
ジュディ・デンチも、ビル・ナイとイイ感じなのに、なかなか踏み出せない思春期みたいな恋してるし。
なんだか、この映画を観ていると、歳を取っても恋愛できるって、素敵だな、と自然に思える。
恋愛だけじゃなく、インドで自分のキャリアや能力を活かした仕事を持ち、イキイキ活躍する高齢者の姿、とても勇気づけられる。
いくつになっても、挑戦すればいい。
いつまでもグズグズ迷ったり躊躇してられるほど、人生は長くないんだ。
退職を決めた今の私にも、しっかり心に響いた。
あと、インドの結婚式での新郎新婦の圧巻のダンス!欧米でよくある社交ダンス的なのじゃなくて、キレッキレのやつ!クラブとかで踊るやつ!!
事前にそれを練習する、しない、で2人はケンカする。それほど、重要なモノらしい。国が変われば、結婚式のシキタリもそれぞれ。
うん、面白い。
私は胃腸が弱いため、インドは一生行けないな、と思っていたけど、インド人カップルの結婚式に出られるなら、下痢しても行く価値があるかも。私も何も考えず、彼らと踊りたい。キレッキレのやつ。