9月①〜④まとめ
①クレイジージャーニーvol.3(1)
②クレイジージャーニーvol.3(2)
③マネー・ショート 華麗なる大逆転
④俳優 亀岡拓次
9月はまとめて上記の4本。手抜き感が否めないが、そもそも自分用の備忘録だからと言い訳して、良しとしよう。
クレイジージャーニーは期待を裏切ることのない面白さ。特にゴンザレスのケニアのスラムや、島ごとスラム、は文句なしの衝撃だった。
テレビ放送も欠かさず観るようになっている。
マネー・ショート。金融とか経済オンチの私には難しい内容。始まってすぐ、「株の空売り」が分からなくて、ネット検索に頼った。そして、調べても、まだピンと来ていない。
とはいえ、物語として十分楽しめる作品だった。リーマンショックの時、サブプライムローンの危うさにいち早く気づき、その後予測された金融危機を逆手に取った策で大儲けした人達の実話。
リーマンショックと言えば、個人投資も何もしていない私ですら、仕事面で大きな影響を受けた出来事。その裏で、というか、震源地アメリカで、こんな事が巻き起こっていたのか、と改めて知った。
実商売ではないマネーゲームがどうなのか、銀行や国家の施策にモラルがあるのか、など、今も続く問題提起があった。自分はどう思うのか、と問われると正直難しい。最初に告白したように、オンチだからだ。
働いてお金をもらう。そのお金で生活したり、たまに旅行に行ったり買い物したりする。
それを滞ることなく続けていけるなら、それで私は満足だな。
1万円を100万円にしよう、みたいなことに、なんか興味がないのだ。
俳優 亀岡拓次は、ロケを地元の町でやっていた。それで借りてみた。
見慣れたはずの、なんてことない飲屋街や少し寂れた商店街が映画の中に登場すると、とっても風情があるように見える。
さすがだなー、と思う。
主役の亀岡拓次を演じるのは、最近売れっ子の安田顕。水曜どうでしょうファンからすると、あの牛乳を吹いてたヤスケン、呑んだくれて事務所の愚痴を言ってたヤスケン、ヤーヤー鈴井貴之ー、と叫んでたヤスケン。
立派になってねぇ、と幼少期の近所のおばちゃんか、というくらいの感慨にふけった。
そして、そんなヤスケンが、名脇役俳優、という主役を素敵に演じていた。
彼が一目惚れする出戻りの女を、麻生久美子。彼女も無邪気でかわいくて、色気があって、少し陰もあり、とても良かった。こんな女が場末の飲み屋にいて、愛想よく話しかけてくれたら、そりゃヤスケンも惚れちゃうよ。
たいした、大きな出来事があるわけじゃない。でも、じわーっと、心に残り、そして多分そのうち消える、そんな映画。たまにはいいじゃないか。
9月の4本は、雨が続いた今年の秋にぴったりの、少し湿った作品が並んでいた。
(アレ、クレイジーのスラム街は?と思ったけど、スラム街って、足元たいがい湿っぽいよね。←こじつけ)