8月②ピンクとグレー

菅田将暉である。
また彼が出演している映画を借りてしまった。

ドラマ「問題のあるレストラン」でも、ちょっと情けなく、悪さをしても人間らしい弱さゆえと、許されてしまう男の子を演じていた。今作でも、前半は同じような子を、そして後半は別の人物として軽薄で闇を抱えた男を演じる。

そのどちらも、彼にはとても似合っており、魅力的であった。
後半、会員制の隠微なクラブで、生オッパイまみれになる菅田将暉を堪能した。エロいが、嫌らしくはなく、オッパイまみれでも爽やか。
好きなシーンだ。

ああ、映画の内容を語ろうにも、菅田将暉のことしか出てこない。いかんな。

まず、「ピンクとグレー」がそれぞれ何を表しているのか、それとも何も表していないのか、よく分からなかった。

主演の中島というジャニーズくんは、キレイすぎる顔で、リバちゃんよりゴッチの方が雰囲気が合っており、そういう意味では、柳楽優弥がホントはゴッチ、となっても、なんだか納得いかないまま、物語が進んでしまう。

この映画のキャスティングは確かに難しい。リバちゃんとゴッチを、説得力を持って両方演じなければならないのだから。
リバちゃんはもう、菅田将暉だ。
あんなにキレイな顔した中島が、「情けなさ」を表現するのは難しいのではないか。
柳楽優弥にコンプレックス持ってた、って、マジか?と疑念しか生まれないのである。
だって、柳楽優弥の顔、強すぎ。

両極端なキャラを難なく演じたのは、夏帆。
純朴な美大生と、アバズレな女優。どちらにも説得力があるのは、さすがの演技力だ。

さて、中島の代わりに誰がベストだったのか、これからじっくり考えよ。(すごくヒマ)

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