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2013年8月 阿蘇登山キャンプツーリング
はじめに
2013年にお盆休みを利用して、キャンプツーリングで阿蘇登山をしてきたときの話です。震災前に行った阿蘇の旅なので、現在と状況は違う場合があります。ご理解の上、お読みください。
旅の目的は、「阿蘇登山」と「ラピュタの道」を走る。
(震災後、ラピュタの道は通行止めになってるようです)
旅レポ
1日目(鹿児島~阿蘇)
ペルセウス座流星群が見れるということで、深夜1時半に起床し、鹿児島県鹿屋市にある輝北天球館に向けて出発しました。天球館へ向かう途中の道端で寝そべって空を眺めていると、次々と流星が見えた。夜が明けてきた頃に場所を移動して、登見の丘公園から日の出を見ようとするも、霧で見れず。そのまま山越えで、国分ICまで走り、高速道路を使って松橋ICで降りる。あとは下道で、通潤橋のある山都へ向かいました。
美里町にある霊台橋へ寄ってから、通潤橋へ到着しました。放水時間になると、橋の中間地点から水が噴出する不思議な橋です。山都町のホームページで放水時間が公開されているので、時間を合わせて見に来ると驚きの光景が見れると思います。今回は放水時間ではなかったので、橋のうえを散歩して、近くにある五老ヶ滝を眺めてきました。
その後は、清和村を通り、高森峠から南阿蘇へ向かいます。南阿蘇からは阿蘇パノラマラインに入り、阿蘇山上神社と草千里で休憩をして、坊中野営地へ到着。キャンプ場はハーレーのイベントで貸切だったので、みんなの森キャンプ場に移動してテントを張りました。
買出しに行くついでに、絶景スポット「ラピュタの道」へ向かう。少し暗くなっていたせいか、絶景ポイントが分からず、写真も撮らずに走っただけでした。寝不足だったので、もしかしたら全然違う道を走っていたかもしれません。とりあえず、明日の阿蘇登山に備えて早めに夕食をすませて就寝しました。
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2日目(阿蘇登山)
朝早く起きて阿蘇登山へ向かいます。仙酔峡の駐車場で朝御飯をすませてバカ尾根から登山開始。木すら生えていない岩場みたいなところを登るので、登山道には遮るものがなにもない。おかげで視界が開けて見晴らしは最高。「振り返ると絶景!」という状態が続き、登れば登るだけ景色もよくなるので、先へ先へと登ってしまう。バカ尾根を登りきったら分岐へ到着し、高岳東峰へ向かいました。
天狗の舞台を眺めて、月見小屋を眺めて、しばらく歩くと高岳へ到着します。山頂からの景色は、さすが最高峰という景色が広がり大満足だったのですが、カメムシが大量発生していて、すごい状態になっていました。三歩あるけば、カメムシが服に着いてるという感じです。頂上付近では三角点の柱にもカメムシがびっしり張り付いているような状態。のんびりすることが出来ず、カメムシから逃げるように中岳へ向かいました。
雄大な自然に囲まれてテクテク歩きます。中岳付近は雲っていてあまり景色が望めなかったのですが、カメムシが少なかったので、お昼休憩をしていました。休憩したあとは、火口東展望所を経由して下山することに。展望所までは馬の瀬を歩いたりしながら、景色を楽しみつつ進みます。展望所で火口から出る噴煙を眺めたあとは、整備された道を歩いて、旧ロープウェイ乗り場に到着。やまなみを見ながら下りて登山口まで戻ってきた。バイクにまたがり仙酔峡道路を走り、買出しをしてキャンプ場へ向かいました。
一般的な登山道のイメージとは違い、終始絶景に包まれていて大満足の登山でした。雄大な自然を堪能させていただきました。
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3日目(ラピュタの道)
キャンプツーリングも今日で最終日。1日目に撮影ポイントが見つからず、ただ走って終わっていたラピュタの道を、再度見に行くことにしました。ミルクロードの途中にあるフランクフルト屋さんで朝食をすませ、ラピュタの道の入口まで来てみると、人だかりが見えた。前日にラピュタの道がテレビで放送されたらしく、家族連れや観光客がいっぱい来ていました。もちろんライダーも。
地元のライダーを捕まえて、ビューポイントを教えてもらい、ようやく絶景ポイントで撮影することが出来た。後ろから来るライダーや車は全部譲って、のんびりとラピュタの道を走ってきました。徒歩なら頂上まで行けそうな丘があったり、くねくねとした道もたまりません。岩の上に生えた木とかも不思議な感じをかもし出しています。ふかふかの緑に囲まれた道を、楽しく走っていました。のんびり景色を見ながら走るのもいいですね。
ラピュタの道を満喫したあとは、草千里へ寄り道をしてまったりと過ごす。阿蘇を抜けた後は松橋ICから高速道路を使って帰ってきました。国分ICから海岸沿いを南下していたら、錦江湾沿いでイルカがお出迎えしてくれた。そのまま海岸線を走り、家まで帰り着きました。
雄大な自然に感動しまくり、阿蘇登山もラピュタの道も大満足な旅でした。
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あとがき
震災前に阿蘇を登山できたこと、ラピュタの道を走ることができたのは、貴重な体験だったと思います。阿蘇登山は再開されていますが、ラピュタの道は復旧の目処がたっていないようで、再開されるかどうか怪しい。行けるときに行っておく大切さを知ると同時に、身近なことでも、出来るときにやっておくことの大切さを考えさせられる貴重な経験になった気がします。