コンサート妄想

息子2人でコンサートに行ってきました。

いやー想像通り、大変でしたね。
妻は別件のため今回は僕と息子の2人でした。
2人でのお出かけは大変なので何度か経験しておくべし！　と思いました。

14時開演だったのですが、いつもその時間はお昼寝が終わるかどうかの時間です。
その時間に息子が気持ちよくコンサートに集中できるように、息子をコントロールしなければいけません。
難易度高すぎです。

まず、お昼ごはんをどうしよう。
そこからです。

家でお昼ご飯を食べさせてから会場に向かうと、お昼寝の途中で移動しないといけません。
これはリスクが高いです。
コンサート中に寝たり、グズったりする可能性が高まります。
移動に時間がかかればコンサートに間に合わない可能性があります。
最近のイヤイヤ期を考えると移動時間は計算しづらいです。

なので会場近くでお昼ご飯を食べさせて、近くのカフェに入り、そこで眠らせることにしました。
開場は13時だったので、そこからお昼寝明けて会場に行けば、おそらく程よい時間でしょう。

という計算でいざお昼ごはんを食べに行きましたが、やっぱり大変ですね。
普段はこういう時は妻と2人で協力するのですが、今日は僕1人です。
1歳半の息子はお子様ランチを食べますが、具材を小さめにカットして食べさせないといけないし、まだ1人ではうまく食べれないので僕が食べさせます。
しかも自宅ではないのでなるべく床を汚さないように気をつけないといけません（どうしても汚れてしまいますすみません）。

なのでまずは息子に食べさせるのに集中して、その後自分が食べるわけですが、僕が食べてる間息子は暇になります。
僕と2人で外食、というのが初めてだったので少し戸惑っていたのか、思ったよりも静かにしてくれていたのですが、やっぱりそう長くは続きません。
そうなると静かにしてもらうには最終兵器（スマホ）を見せるしかなくなります。

効果抜群。

そうして次は近くのカフェに行ったわけですが、やっぱりすんなりは寝てくれません。
ベビーカーの中でスッと眠ってくれれば僕はすごく楽だったのですが…。
早くお昼寝してほしいので、抱っこで寝かせます。
カフェ内ではありましたが、子どもを抱っこしてうろうろしているオッサンがいても、そんなに変ではないでしょう。

そして難しいのは抱っこで寝た息子をベビーカーに置くこと。
お布団なんかとは感覚が違いすぎます。
しっかり眠らせてから置かないと、置くときに起きちゃいます。
でもまぁ眠かったんでしょうね。
3度目の正直でなんとかなって、僕はゆっくりティータイムです。

さぁそろそろ会場に行きますか。

会場で息子のオムツを替え、準備万端。
多目的トイレであれば僕も一緒に用を足せるので助かります。

コンサートが始まると息子は目を輝かせます。
音楽にのって体を動かしているときもあり、少なからずしっかり音楽を聴いて楽しんでくれたのでしょう。
そして生演奏というのはやっぱりいいですね。
大人も満足できます。

お昼ごはんとお昼寝が上手くいったからなのか、息子は公演中に寝ることもなく、終始楽しそうにしていたので僕としても嬉しかったです。
パパと顔を合わせながら一緒に拍手するときのあの笑顔、たまりませんね。

パパも昔バイオリン弾いてたんだよーなんて言ってもまだ何のことかわからない様子でした。
機会があったら弾いてあげよう。

大昔の僕は、1歳半ぐらいの幼児はコンサートを聞きに行っても何の記憶にも残んないんだから意味がない、と思っていました。
でも今は違います。

一緒に「楽しい」を共感してそれを毎日積み上げていくだけなんです。
その「楽しい」が、日々のお散歩だったり抱っこして振り回したり、こういうコンサートだったり、何だっていいんです。
何より僕にとってはかけがえのない思い出になっています。
もっと喋れるようになったとき、コンサートに行きたいと言ってくれたら、すごく嬉しいですね。

今日も素敵な「楽しい」を一緒に積み上げました。

…。

……。

………という1日を過ごす予定でしたが、僕がインフルエンザにかかってしまったため、コンサートはキャンセルしました。
コンサートに行きました、なんて全部嘘です。妄想です。
妄想だけでここまで書けるんです。
どんなもんだい。

コンサート行きたかったな…。

でもこればっかりは仕方ありません。
今年のインフルエンザは例年以上に流行しているようで、いつどこで感染してもおかしくありません。
かかってしまったら、少しでも感染を拡大させないためにも、人の多いところへの外出は控えるべきです。

コンサート行きたかったな…。

でも息子は高熱を出していないので、息子へはインフルエンザはうつらなかったのかな？
不幸中の幸いといったところでしょうか。
僕もインフルエンザワクチンのおかげか、そこまで辛くありませんでした。
でもだからといってお構いなしに外出してはいけません。

コンサート行きたかったな…。

結局その日はいつもの公園を散歩しました。
息子は元気だったのでとにかくたくさん歩かせたいです。
僕は周りの人に近づきすぎないよう注意しながら、息子を歩かせます。
なるべく喋らないようにしました。
息子は、楽しそうにしていました。
息子の楽しそうにはしゃいでる姿を見れて、僕も楽しい1日でした。

こn…。

今日もとても素敵な「楽しい」を一緒に積み上げました。

ちなみにチケットはお友達に上げて、しっかり楽しんでいただけたと聞いたので、チケットおよび座席が無駄にならず何よりでした。

（夫）