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ポンコツ親父

今日は息子ではなく僕の話です。
ここまでポンコツだと、自分の脳みそが正常なのかどうか不安になります。
小学生かよ、ってぐらい忘れものしました。

忘れものの話です。


息子を保育園に連れていきます。
基本的には妻が連れて行くのですが、妻が体調不良のときは僕が行きます。

妻は息子の風邪をよくうつされているので、僕が保育園に連れて行くのはそんなに珍しいことではない印象です。

つまり、僕も慣れてきました。

しかし、何事もこの慣れ始めが1番危ないのは世の常です。


息子を保育園に連れて行くとき、なるべく保育園まで歩かせたいと思っています。
1歳半の息子にとって、たくさん歩くことはものすごく大事なことだと思っているからです。

しかし、息子の歩くペースはあまりにも遅すぎます。
というか立ち止まる時間が長いです。

だから結局途中で諦めて抱えて連れて行くことになるのです。

だったら、より早く家を出るしかありません。

そう思った僕は、普段息子を連れて行く時間よりも10分ぐらい早く家を出ることに成功しました。
そして気づきました。


保育園の荷物がない…。


そうです。
僕は手ぶらで息子を連れて歩いていたのです。
息子の体さえ預けてしまえばもう大丈夫、というほど保育園での生活は楽なものではありません。
毎日お着替えが必要で、毎日臭く仕上げるエプロンが必要です。

保育園に連れて行くのに保育園の荷物忘れたー!
仕方ないので家へ引き返します。

まぁ余裕を持って家を出ていたので、ちょっと歩かせてあとは抱っこ、といういつものパターンで間に合います。

家に引き返したとき、僕は息子を抱えて引き返しました。
12キロの息子を抱えて歩くのは、そこまでしんどいわけではありませんが、楽勝なことでもありません。
ということで、抱っこ紐を使うことにしました。
腰に巻くタイプのやつです。
これを使えばちょっと歩いてあとはひょいと抱っこすれば楽勝だ。

と思って抱っこ紐を装着し、息子を抱っこして、保育園へ向けて再出発したわけですが、途中で気づきました。


保育園の荷物がない…。


そうです。
僕は抱っこ紐に夢中になって保育園の荷物をすっかり忘れていたのです。
いったい何しに家に戻ったのでしょう。
保育園の荷物を取りに帰ったのにまさか保育園の荷物を忘れるなんて。

これ、大人なのにこういう忘れものを頻繁にするようになれば、発達障害とかそのへんの話になってきます。

なんて思いながら保育園に向かって歩いていましたが、気づいたら曲がる箇所を間違っていました。


あれ、思ってたのと違うとこに出てきたぞ。


やばいです。
あれだけ忘れものしておまけに道とか間違ったらマジオレの頭やべーよな、なんて考えていたら道を間違えました。

ほぼ有言実行のようなものです。

やべーです。
もともと記憶力は乏しく物忘れはひどい方だと自覚はしているのですが、ここまでひどいことはありませんでした。
今日はよほど疲れているのか。
このあとの仕事も使い物にならないのではないか。

あー僕は将来ボケて死んでいくんだろーなー。
今の息子のこの表情とか人生の最期は忘れてんだろーなー。
嫌だなー。
最期は走馬灯のように息子の成長を思い返したいのにそれができないのかなー。

将棋をするとボケ防止にいいとか記憶力が良くなるとか、昔から聞いてたけどそんなこと全然ないよな。


今のうちからボケ防止をちゃんと考えようって思いました。
家族のことだけは忘れたくない。

(夫)


保育園の荷物を忘れて家を出てたなんて気が付かなかったです。
一度出たのに引き返して、また引き返すなんて息子はどう思っていたのか気になるところです。

(妻)

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