劇団四季ミュージカル ジーザスクライストスーパースターを20年ぶりにみた
7/9(水) 八王子J:comホールに
劇団四季のジーザスクライストスーパースターの全国巡回公演があるというので、
娘6歳とみにいってきました。
このミュージカルは、オペラ座の怪人やキャッツで有名な、アンドリュー・ロイド・ウェバーが15歳の時に構想を思い付いた作品です。
キリストの最後の7日間を十字架にかけられ、死ぬところまでを、ロックミュージカルにした、ぶっ飛んだ作品です。
私はノーマン・ジュイソン監督、デッド・ニーリー主演のヒッピー調満載の映画バージョンが一番すきなのですが、
劇団四季のジーザスクライストスーパースターも、エルサレムバージョンと、江戸版(ジャポネスクバージョン)があり、
江戸版を先にみたことがきっかけで、劇団四季のジーザスクライストスーパースターのファンになり、リバイバルする度に見に行く熱狂的ファンになってしまいました。
この江戸版は、多摩センターにある、パルテノン多摩大ホールのこけら落とし公演でみたのが最初でした。
この公演、劇団四季のミュージカル運命を左右する大変重要な公演だったらしく、当日客席には、ロンドンからやってきた、超大物演出家や関係者が大終結していました。
こけら落とし公演の出演者は、当時の劇団四季のスーパースターが勢ぞろい。
ジーザスに山口雄一郎
ヘロデ王に市村正親
ユダに芝清道
マリアに浅利慶太妻の野村令子
次の劇団四季の看板ミュージカルが上映が出きるかがきまる、最重要公演だったのです。
(なんのミュージカルが上演確定になったのか忘れました。多分オペラ座の怪人あたりかも)
はじめて、江戸版ジーザスクライストスーパースターをみて、こんなに面白くて内容の深いミュージカルはないと、当日中学生ながらも衝撃を受けました。
かれこれ時はたち、2000年ニューヨークへ。
行った二日前までジーザスクライストスーパースター、NYブロードウェイで上演されていたようで、みられませんでした。
でも、看板をはずしたり、ステージ横のドアが開いていて、中を覗いたら、スタッフのおじさんが、良かったら中をみていきなよ。公演はおとといおわったけど。
と、片付け中のステージにあげてもらい、ステージをあるかせてもらった。
当時は、トラスを組んで都会的なステージ演出だったらしく、シンプルな板張りのステージでした。
このときの公演がDVDでみられます。↑
本場のジーザスクライストスーパースターをみることができたのは、2006年、サンフランシスコ滞在時。
なんと、大好きな映画バージョンの主役、テッド・ニーリーが主演の劇場公演のミュージカルでした。
シビック・センターのシビックホールでの上演。
ユダはリビングエンドのボーカルでした。
が、映画版のユダ、カール・アンダーソンが私の中では一番なので、ちといまいちでした。
2007年、サンフランシスコより帰国後、劇団四季でジーザスクライストスーパースターが再演されていたので、サンフランシスコとの比較で見に行きました。
が、不味かった。。。
終了後、カーテンコールをみず、さっさか帰宅。
ホールのスタッフに不思議そうに見送られました。
そして今回、2006年以来、20年ぶりに劇団四季バージョンを娘とみました。
全て出演者はあたらしくなり、
浅利慶太演出家の贔屓俳優もなく、
ストレートに歌も躍りも上手くなったジーザスクライストスーパースターをみて、娘と最後の客席総立ちのカーテンコールが終わるまで、最後の最後まで楽しませていただきました✨
まだまだ全国公演は続くそうなので、あなたの町にジーザスクライストスーパースターがきたら是非見に行ってください。
聖書の美しいジーザスクライストではなく、人間らしいジーザスが魅力的です。
そして、裏切り者に選ばれてしまったユダの苦悩が。。。深いミュージカルです。