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ドイツ人から東洋思想や文化を知る その1 出会い
2008年ドイツベルリンに単独渡航し、アート活動を始めました。
長期滞在のため、まだ、アーティストでも何でもない私は、ビザ取得のため、学生ビザで語学学校に所属しました。
ドイツ語学校から紹介されたおうちは、郊外のシングルマザーのおうちの一部屋を間借りでした。
3歳と14歳の男の子とお母さんの三人家族。
お部屋を借りているだけなのですが、キッチン、トイレ、お風呂は共用なので、不便でした。
不便くらいは慣れるのですが、夜中にお母さんか、夜勤で働きにでてしまい、14歳の子供と3歳の子供はおきざりで、明け方3歳の子供が私の部屋に入ってきてしまい、起こされて世話をしなくてはいけないのが、面倒で困っていました。
週1回くらいでしたが、子守りで部屋をかりているわけではないので、悶々としていました。
ある日、そのお母さんが何かあったのか、週末お酒を飲んで高笑いをしたり、暴れるようになり、恐ろしくて部屋からでられなくなる事件がありました。
それが毎週続いたので、ついに、
「お母さんがお酒を飲んでヒステリーで怖いから、お部屋を買えてほしい」と、学校にお願いしました。
一週間ほどで、学校から徒歩10分の、ドイツ人のおじさんの部屋を紹介され、間借りすることに。
おじさんというので、不安でしたが50代の独身らしく、お会いしたらなかなかハンサムだったので、一緒に暮らすのは楽しそうだと、思いました。
案の定、このおじさんが面白い人で、私のベルリン生活が楽しくなった恩人です。
引越の際は、一緒に前のお部屋まで一緒に行っていただき、荷物を運んでくださりました。
一人では不安でしたので助かりました。
一緒に生活するようになって聞いたら、このおじさん、インドに17回渡印し、瞑想やらスピリチュアルなインド体験をされた強者でした。
インドで日本人の友達もたくさんできたよ。と言っていました。
日本にもいつか行きたいそうですが、まだ叶わないそうです。
これからそのおじさんから、教わった、逆輸入の東洋思想を何回かに分けてお話します。
今日の作品
ハッピーツリーピープル
菩提樹に宿る人たち
木には精霊がやどります。
人も浄化され精霊になれますように。
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