2泊3日台北一人旅
2018年1月下旬、少し遅い正月休みで沖縄経由で台湾に行ってきた。
本当こんなに気軽にサクッと国内外へ行けるようになったのはLCCの恩恵だなー。
飛行機代は35000円位だったしトータルで10万も要らなかった。
チケットはスカイスキャナーアプリで一括検索してホテルはアゴダで台湾に着いてから検索して予約した。
東北地方の実家に新幹線で帰るよりも、成田から沖縄の往復チケット代の方が全然安いというなんとも残念というか嬉しいというか複雑な気持ちになる。(田舎好きなんだけどなー)
この時期、実家は大雪で極寒の世界だから冷え症の俺は暖かい地域へ逃げる様に沖縄へ飛んだ。
普段旅の荷物はかなり少なく、ノースフェイスのバックパック(BIG SHOT)1つに数日の下着とミラーレスカメラ、GoPro、モバイルバッテリー、iPadAir2を詰め込み、身動きしやすく、なるべく必要最低限しか旅には持っていかないようにしている。(約7キロ)
欲を言えばショルダーバッグ位で旅行ができるようにもっと少なくしたい。
まあ徐々にとしよう。
沖縄には2泊してそこから台湾に行ってきた。
沖縄から台湾は1時間半位のフライト。
物凄く近くて、前の晩、那覇のクラブで踊り騒いでそのまま空港へ向かった自分にとっては仮眠にもならない位にあっという間に桃園国際空港に着いてしまった。
「は、はやい!もう着いたの⁇」
って位あっという間に着いた。
因みに沖縄のクラブは泡盛飲み放題で別のクラブに入ってしまった様な気分になった。(那覇、台北のクラブは共に素敵だった)
桃園国際空港からは電車に乗って台北駅まで行く事にした。(台湾のSuica的な悠々カードは買いたかったけどわからなく、後々台北の駅で買った)
風景は東京から成田駅まで向かう景色と大きく変わらなくて、田舎の景色もあれば赤羽のような土手沿いから徐々にビルや高層マンションに突入して行った。
台北駅に着いてホテルにチェックインする途中にお腹が空いていたから適当に地元の人で混雑している食堂を探して食べて見ることにした。
凄いスクーター多いのね。
旅行前にはガイドブックなんか一通り読んでから行くけど荷物になるから持ってかないし、全然頭に入ってないから、自分の嗅覚を信じて直感で行き当たりばったりを楽しむのもありだと思う。
そんなこんなで駅から歩いて5分位の飲食店が多く立ち並んでいる道の細い路地の看板に「牛骨麺」と書いてある店を発見して人も満席だった「好味」という店で食べることにした。
しかし台北に来て思ったのが
「漢字読めねー!全然意味わかんねー笑!!」
ずっとこんな感じでした。
漢字圏が初だからメニューも全然想像が付かなくてとりあえずスマホで翻訳アプリで
「お勧めの料理下さい。=请给我这个店最好的推荐菜。」
って見せて店員さんに任せることにした。
台湾の人皆んな優しいって言うし、親日らしいし、下手な物は出さないだろ〜精神で乗り切ろうと。
因みに今回の旅でメニューがわからない店では殆どこのやり方で乗り切ったがハズレは1つもなかった。
待って5分位で出てきた牛骨麺(130元)
ボリューミーで牛骨のあっさりスープだけど薄いわけじゃなく程よい塩梅。
ニラっぽい?いやニラだと思う。このニラの風味がいい感じで口の中にチラついていいアクセントになってくる。
牛肉もゴロゴロ入っていて食べ応えは申し分なく、麺はうどんみたいに太くて柔らかめ。
テーブルに置かれていた調味料で味に変化をつけながら食べるらしいと隣や向かいの人の食べ方を見ながら真似てみる。
辣油や味噌に漬けてたみたいな味噌豆みたいなのを少しずついれて肉をかじるのが地元スタイルらしく皆んなそんな感じで食べていた。(トウズ?みたいな発音だったな豆腐??)
ニンニクを向いてたまにガブリと大胆にかじりながら食べるハーコー(ハードコア)スタイルの人もいたがそこはまだ昼ということもあったし夜に台湾女子と何かあったら困ると思って(何もなかったが)遠慮した。
食べる前に周りの人を観察しておいて良かったと思うのが日本とは違って麺をすすらないのだ。
ゆっくり口に入れてはうどんを静かに噛んで飲み込む。
危うく思いっきりズズズズッ!!と出して食べるところだった。
後半は美味しくて危うく音を出してしまいそうになったがそこはグッと堪えた。
これから海外に行く人は気を付けて。
昔、ラーメンをすする方が美味しくなるのかって検証番組を見たことがあるが、すする方が口の中に風味が広がって美味しくなるみたいってやってたけど、すすらないでもこんなにおいしいのをすごくすすってみたい衝動にかられたそんな一杯だった。
ここ「好味」の牛骨麺が台北での旅の全てがおみくじの大吉が出したみたいに全てがうまくいくようなそんな始まりにさせてくれた。
始めて訪れる国の始めの一食って大事だよな。
女の子とのセックスの相性と似ている。
ファーストインプレッションが良ければその後の余韻も残って良い場面の断面図が記憶として残ってくる。
そして幸先が良いとそのテンションとモチベーションで1日を進める事ができて、良いアクションの引き寄せが始まるとも思う。
一人旅は自分の五感を試す場でもあり、楽しむ場でもあり、見直す旅でもあるのかなとも思う。
お腹を満たした僕はホテルにチェックインして2日酔いで寝不足だった事もあり少し仮眠を取る事にした。
どうりであっさりした牛骨麺が美味しかったわけだ。
偶然見つけたというよりかは自分が欲していたかもしれないあっさりの食べ物を。
次に続く。