可処分時間はどれだけあるのだろうか?
僕は1年間を俯瞰してスケジューリングする時もあるが、概ね3か月スパンでザックリとした見通しを立てている。
確定の予定もあれば仮決めもたくさん入れている。
最終的には今日という24時間を、どのように使うのか判断するのだが、少し目線を上げて1~2週間単位で思考すると、バランスの良いスケジューリングができる。
1週間はどんなにあがいても168時間
睡眠時間が49時間(7時間×7日)だとして、残りの119時間が活動できる時間ということになる。
ここから真っ先に未来の理想像につながる「急がないけど重要なこと」を源泉控除したいところだが、現実的には「動かせない予定」が最優先だ。
ちなみに僕の「動かせない予定」は
・自治体などでの会議
・企業支援のアポ
・研修や講演 など
次が期限間近の「やらなければならないこと」を処理する時間。
現実的には、この後にようやく「急がない予定」を入れることができる。
さて、ここで何時間残っているだろうか。
全く無いという方は常に時間に追われているはずだ。なぜなら、急ぎのことばかりに振り回されているから。そうであれば、自分でタスクの選択ができる時間の幅を広げる工夫をすることで少しずつ余裕が出てくる。
全ての残業を否定しているわけではないが、慢性的に残業が多い理由の1つは、自由に使える(タスクを選択できる)時間の量に対して、タスクの量が多すぎるのだ。
例えば、取引先への訪問や会議などの固定されたタスク以外の時間が2時間しかないのに、やらなければならないことが5時間分あれば、必然的に残業か(持ち帰り含む)、残った分は翌日処理となり、いずれにしても生産性は上がらない。
もちろん、経営者や管理職の「残業やって当たり前」といった空気感から生まれる会社風土の問題もあるが、
・自由に使える時間の量(可処分時間)を把握する
・可処分時間を増やすために辞めることを決める
・細切れ時間でも集めて大きなブロックを作る
このようなアクション(対策)を繰り返すと可処分時間に対して適正なタスクのリストアップができるようになるし、少なくとも1週間単位でなければ可処分時間が見えてこない。
僕がずっと1週間見開きバーチカルタイプを使っている理由が、1週168時間をスケジューリングできるからだ。