机の上と生産性の関係
僕は仕事が終わり、職場を出る前に机の上を整理している。
次の出勤時に散らかっていると気分が悪いし、朝の貴重な時間を片付けに使いたくないからだ。
これは気持ちの問題だけではなく、生産性にも影響する。
机の上が散らかっていると、間違いなく頭の中も散らかる。人は目に入ったモノに瞬間的に反応する習性があるので、どうしても片っ端から仕事に手をつけてしまい、優先順位を間違えてしまうのだ。
これを避けるため、帰る前に翌日の段取りを終わらせ、処理するタスクを机の上に置いておけば、朝から悩まずに仕事に取りかかることができる。日中は1つのタスクに目途がついたら目の前から消し、次のタスクを目の前に置くことで生産性は上がる。
ところで、僕にとって最大の邪魔者は何と言っても携帯電話だ。
通話はもちろん、SNSに投稿した反応が気になり、ついつい手が伸びてしまう時がある。なので、集中しなければならない時はカバンや机の中に入れて目に入らないようにしている。
携帯電話の着信が多かった時期は音が鳴らないようにしていたが、逆に気になってしまうので今では鳴るように設定している。連絡にはメールを使うことを徹底していたら、1日に1本程度の着信しかなくなったので問題無い。
いずれにしても、僕たちはどうしても目に入ったモノに行動を引っ張られる傾向があるので、なるべく目に触れないようにするのが集中を継続するコツと言える。そして、これは逆も同じで、目に入れることで狙った行動を起こすこともできる。
例えば、僕は起床後すぐにモップをかけるようにしている。夜に積もったホコリが舞い上がる前に取ってしまいたいからだ。習慣化するまでは就寝時にモップをベッドの横に置いてから寝ていた。起床後は自然とモップが目に入るので、そのまま寝室を出ながら掃除をする。体重計や体温計、血圧計も朝の生活導線に配置している。
何を目に入れ、何を隠すのか。
少なくとも机の上が散らかっていては、効率の良い働き方なんてできるはずはない。