一旦止まろう!
未来の理想像を決めることで、現在地との差が課題として浮かび上がる。
人は課題を解決するプロセスで幸福感を得たり、成長したりするものだと確信している。ちなみに未来の理想像とは、こういう状態だったら自分は幸せだろうな、楽しい毎日だろうな・・・という理想のイメージ。
課題解決のためには、原因を特定し、原因を解消するための目標と行動計画を決める。
ここで重要なのは、ほとんどの場合、原因は仮説だということ。
なので、どこかで検証してみる必要がある。「とりあえずやってみる」というのは悪くはないが、それをいつまで続けるつもりなのか。原因が間違っていれば芋づる式に効果の無い取り組みを続けてしまうことになる。当然だが、効果が感じられないと途中で辞めてしまう。この繰り返しだと自信も無くなっていく。
手を止めるタイミングを先に決めておくことで、速やかに検証に入れる。いや、検証するのは原因だけではない。
ダイエットであれば1週間程度では効果がわからないので、1か月または2か月後に検証してみる。目標に対してどこまで進んだのか。設定した行動計画が実行できているのにダイエットの効果が感じられなければ、目標設定が高すぎたか、行動計画が間違っているか。目標数値を落とすか、期限を延ばす。行動計画の頻度を上げるか、行動の中身を入れ替える。そしてまた動き出し、あらかじめ決めた時点で検証する。
この繰り返しこそが、未来の理想像に近づいていく最短距離だ。長期的にみると、気合いと根性が結果を左右するのではない。
ということで、決めたタイミングで一旦止まろう。