ステロイド断薬、その後
さて、前回はステロイドの副作用について書きましたが、今日はステロイド断薬後について書いてみます。
ステロイドを断薬したということは、すでに脳炎の症状は落ち着いていたということ。
もうその頃には脳炎だったことも忘れるぐらい元気になったロビン。
元気になったけれども、後から後から気になることが続出。
それは主に皮膚のトラブル。
黒ずみなんかはよい方で、ときには真っ赤になるほど掻きむしったり舐め続けたり。
ある獣医さんに言われたのは、ステロイドを飲み続けていたから、もしかして以前からそういうものがあったけど、ステロイドで抑えられていて、ステロイドを断薬したから症状が出てきたのでは?ということだった。
なるほど、そういう説も有り得る。
当時の私はそれらの痒みは食べ物によるアレルギーなのかと思っていた。
痒みは何週間、何ヶ月と続くものではなく、一過性のものが多く、それがなにから来ているのか、見当がつかなかった。
そして、ある日、その痒みが1日中掻きむしるような事態がおきた。
一過性の痒みはたまにあるものの、酷くなることはなかったが、ある年に急に痒みが酷くなった。
1日中掻いていて、気がつけば顎の下は禿げて血が滲むほどに。
自然療法をしている病院をネットで検索して訪れてみた。
そこの病院ではアトピー性皮膚炎と診断されたが、アトピー性皮膚炎という診断は原因がわからないからつけられるということを聞いたことがある。
要は、わからないけど痒がってるし、アトピーでいいよね?という感じなのか。
そして、ロビンはオゾン療法というものを受けた。
お尻からチューブを入れて、オゾンを体内に注入するというもの。
薬剤を使うよりは良さそうに思えたが、3回目ぐらいで薬用のシャンプーを勧められて、それきり行かなくなってしまった。
オゾンがよかったのか、痒みは落ち着いたが、また2~3ヶ月もすると激しい痒みに襲われるロビン。
そして、私は禁断の薬に辿り着いてしまった。
とりあえずこの痒みを止めてあげたい一心で、別の病院で○ポキルを処方してもらう。
ア〇キルは驚くほどの効果があった。
とりあえず1週間分処方されたが、服用してすぐに痒みはおさまった。
そして、今度は薬をやめたあとも痒みが出ないようにごはんの調整に入る。
1ヶ月、オメガ3を倍量ぐらいで取り入れてみた。
それがよかったのかどうかはわからないが、○○キルは追加しなくても、痒みはちゃんと治まっていた。
飼い主の執念である(笑)
ちなみに、アポ〇〇はできれば使いたくない薬なので、最低限で済んだことはよかった。
それ以降、ごはんに与えている肉の種類にこだわるようにしてみた。
とある東洋医学の獣医さんのブログやオンラインセミナーを受講してみて、私がかつてアレルギーと思っていたものは、実はアレルギーではないのではないか?と気づかされ、ロビンの体質を考え、季節により与える肉の種類を選んだ。
その結果、あれから何年か経つが以前のように痒みが出ることは1度もなくなった。
アレルギーだと思っていた肉を食べてもなんのトラブルも起きることもない。
身体は食べたものでできている。
頭では理解しているつもりでも、ロビンと向きあっていなかった私の経験。