ドッグフードの選び方③
フードを選ぶ基準のひとつに添加物を気にする方もいるかもしれませんね。
添加物のひとつである酸化防止剤を気にしたことはありますか?
今日は酸化防止剤のことについて書いてみます。
酸化防止剤とは?
ドライフードには3大栄養素のひとつである脂質が含まれていますね。
その脂質が長期保存によって酸化しないように酸化防止剤が使われています。
酸化した脂質を食べ続けることは健康に影響を与えることにもつながります。
酸化防止剤の種類
酸化防止剤には合成のものと天然のものがあります。
合成のもので代表的なものはBHAやBHTというものがあります。
元々はガソリンや石油の酸化防止のために合成された化学物質です。
また、エトキシキンという酸化防止剤もありますが、日本では食品添加物としての認可や農薬登録は受けていません。
ただし、一部の魚や家畜の飼料への添加はOKなんです。
ちなみに、エトキシキンは人の食材への許容量は1ppmですが、ドッグフードへの添加許容量は75ppmです。
エトキシキンのやっかいなところは、原材料へ添加されていることが多いので、パッケージには記載がないというところです。
合成の酸化防止剤があれば、天然の酸化防止剤もあります。
例えば、ミックストコフェロールやローズマリー抽出物などと記載されているものです。
これら天然の酸化防止剤は酸化の防止力は弱いので、早めに使い切ることが大切になります。
どちらを選ぶのかは飼い主さん次第
どちらの酸化防止剤にもメリットデメリットがあります。
どちらを選ぶのかは飼い主さんです。
それぞれのメリットデメリットを見極めて、選ぶ参考にしてみてください。
ただし・・・
パッケージを開封する前から酸化していた、なんていう実験結果もあったりしますので、飼い主に見極めはできないことが難点です。