CT検査(放射線治療の位置決め)

今日はCT検査で病院へ。来週から始まる放射線治療の照射位置を決める予定。

放射線科は病院の地下にある。他の科は比較的開放的でホテルみたいだけど、ここはちょっと違う。白い壁、磨りガラスと銀のサッシ、蛍光灯の強い光。

「THE・医療施設」という雰囲気に、ちょっと身が引き締まる。

放射線は来週からだけど、念のため「放射線治療同意書」を持っていったら提出の指示があったのでホッとした。全てが初めての経験だから、ちょっとしたことでいちいち迷いが生じる。

受付を済ませCT検査室の前でしばし待機。

「使用中」の赤い点灯が消え、中へ案内される。精密機械がある部屋はどこも肌寒い。

上半身だけ脱いで、検査機に横たわる。エコー検査などと違い、寝る場所が床のように硬く冷たい…。

デニムのボトムを履いてきたけど、腰のベルト通しが背中に当たり痛くて後悔。次回から柔らかい素材を着てこよう…。

放射線照射の位置決め、ということで、ミリ単位レベルで細かく体の位置を微調整される。姿勢はゆるーくバンザイする感じ。

〜何やら腕の位置について、担当の先生2人がどうしましょうかと相談を始めた。どうも軽く曲げた肘が、機械を通る時ぶつかってしまう可能性があるらしい。服のみならず、規格外の身長がCTにも影響するとは😭

その後、何度か腕の位置を変え、撮影スタート。

ドーナツ状の機械の輪の中を行ったり来たりする。検査自体は痛くも痒くもない。

そして、専用のマーカーで身体に直接、放射線を当てる位置を書き込むのだが、これが!とにかく!!くすぐったい!!!

バンザイした状態で、両サイドからペンを持った先生が2人がかりで胸・脇・お腹の辺りに「点線で」印を書いていく。

この「点線」がポイントで、スーッと線を書くのではなく、ツンツンツンツン…とやられるもんだから、くすぐったくて何度も噴き出しそうになりましたよ、ええ。

治療以外の思わぬ所で想定外の衝撃を喰らった気分です。ふぅ…。

終了後、看護師さんから日常生活についての説明。体に書いた線が消えないように、お風呂でこすり過ぎない・長湯はしない、等の注意を受ける。

そう言えばペンで書いた後、保護スプレー的な物をかけられたっけ…。

昔、木炭デッサンを描き終えたあと、仕上げに「フィクサチーフ」という定着剤を吹き付けた事を思い出した。あの頃はまさか乳がんで自分に保護スプレーかけられる事になるなんて、想像もしなかったよなぁ…とやや的外れな感想を抱きつつ、CTは無事終了。ちなみに3割負担で5000円ほどでした。

これから約1週間、白っぽい服を避けて、お風呂でこすらないように、印をキープしていかなくては…!



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