オンコタイプDX(遺伝子検査)の結果
抗がん剤の使用を決めるために、オンコタイプDX(遺伝子検査)を申し込んで約1ヶ月。ようやく結果の日を迎えた。
手術時に切除した組織は海外に送り検査をする。万が一だけど、診察の予約日に間に合わないかもしれないから当日朝に連絡下さいと言われ、ドキドキしながら病院へ電話をかけた。
…けど、なんどかけても総合受付から乳腺外科に繋がらない。ずーっと話し中らしい。それだけ忙しい部署なんだな…という気持ちと、もしかしてまだ結果が届いてなかったらどうしよう、という不安感で、いても立ってもいられなかった。
ようやく乳腺外科へ繋がり、ちゃんと結果が届いてることを確認。
ホッとしたものの、次は抗がん剤を使うかどうか結果を聞かなきゃいけないのよね…。
でも、もう結果は出ているし。抗がん剤を使う事になったらこうしよう、というシミュレーションも頭の中で繰り返してるし。起きた現実を受け止めるだけだ。
〜そして病院へ。
待合室で名前を呼ばれ診察室に入る。
「検査の結果ですが、スコアを見る限り抗がん剤の必要は無いと思います」
ふわぁぁぁーーーーーー
先生の言葉でここ1ヶ月の緊張が一気に解けた。
「再発スコア」はホルモン治療のみと、それに抗がん剤治療を加えた場合の、5年再発率および死亡率の目安となる数値で、グラフを見ると再発スコアが20を超えた辺りから、抗がん剤の効果によって再発・死亡率が下がっている。
私の数値は17、ということは「抗がん剤使っても効果ナシ」の範囲。
〜自費診療で、トンデモなく高額な検査だったけれど、個人的にはやってみて本当に良かったと思う。がんは再発・転移を考えながら長期に渡って闘う病気。その間、ずっと迷ったまま治療を続けると身体より先に精神が疲弊してしまうと思うから。
さあ、次は放射線治療。
平日の毎日、病院へ出勤だ(笑)
迷いのない気持ちで治療を始められるのが、本当に嬉しいし、ありがたい。