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はじまりとおわりを描く人たち


好きな歌。

お気に入りの小説の物語。

観るとボロボロと泣いてしまうあの映画。



どの作品にも必ず「はじまり」と「おわり」が存在している。そしてそれらがあってはじめて、「ひとつの作品」が出来上がる。

わたしはこの”はじまり”と”おわり”を描けるひとたちのことをめちゃくちゃ尊敬している。



わたし自身もモノづくりをすることは好きで、自分がモデルさんにメイクをしたりと、1つの”世界”を作ることだってある。

photoby.(@shinobustar)


だけど、特にわたしは”おわり”を描くのが、あるいは創る、のがすごく苦手。


これが中々着地点を決められない。



あるテーマがあったとして。

その人がそのテーマについて
考えたこと、感じたこと、経験してきたこと、好きなとことか、そういうのをぜーんぶひとつにまとめて一度固めましたー!

みたいにしてできたのが「作品」だと思ってるんだけど。


そうやって「おわり」を決めるってことは、ひとつの「答え」を出すってことでしょ?



それができるって本当にすごいと思う。


だってさ、これから時間が経って、いろんな人と話したりしたらまた違う考えに出会うことだってあるかもしれないし、好きだったところが嫌いになる日も来るかもしれないのに。

でも「おわり」を描くひとたちもそんなことはたぶんもう分かりきってるんですよねきっと。
ただそのいつかを待っててもきりがないしね。

伝えたいことも、いまの気持ちも消えてしまうかもしれないし。



だから「おわり」を描けるひとって、
そのときの自分と必死に向き合って、そのときしか出せない「こたえ」に覚悟をもって”完成”にしてるんだろうなあって思うから、すごくかっこいい。

すごくすごくかっこいい。




なんかちょっと恋にも似てますね。
「出会い」と「別れ」みたいな。笑


わたしはまだまだ「おわり」に臆病なんだとおもう。潔くなんてできなくて時間がかかるタイプ。


そして「はじまり」にすごくたくさんの可能性を信じたくなるってのもあるかもしれない。


作品に対しても、人に対しても。


(photoby.@shinobustar)


今回、この文章を書いていて辿りついたわたしの「こたえ」は

答えはひとつじゃなくていいということ。

何度も形をかえて、新しい答えになるのもひとつの「こたえ」だということ。

そしてどの「こたえ」もちゃんと自分で大切にもっていた方がいいということ。


これからまだまだいろんなことを経験したり、いろんな人に出会っていくと思うけど、そのひとつひとつにちゃんと向き合って、そのときの、わたしなりの「こたえ」を出していけるようになりたいです。



このnoteでわたしも、ひとつの「はじまり」と「おわり」を描くことができました。
作品もこんな感じで創っていきたいと思います。いえい

それでは温かい夜を🌙


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